東京バス 東名特急ニュースター号の開業式を見てみる | 第4セクターの乗りバス・乗船日記

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っということでございまして、開業式ハンターな第4セクターでございます。

3/30より運行を開始した、東京バス運行東名特急ニュースター号。

開業式が王子駅で行われましたので、そのレポをば。

いつも思うことですが、東京バスさん三重交通さんは、こういったことを大がかりでやりますね。

鉄人様のお言葉ではないんですが、バス会社にとっては新路線の開業式は、新商品のお披露目なので、派手にやるのは良いことだ!

第4セクターも全く同意見でしてww。

さて、準備が整ったところで、先ずは主催者の西村東京バス社長と、初便運行を担当する、松山運転士と硬い握手。

松山運転士は、日本初の聾唖者の運転士として、バス業界に飛び込んできた方です。

北区区長の挨拶から開業式が始まり、肝心の西村社長の挨拶。

手話通訳者が付く珍しい挨拶となりました。

話はどうしても松山運転士の話となりまして・・・

以前はトラックに乗務していたが、バスを運転したく2種免許を取ってバス会社に就職活動を行っていたが、4社に断られ、自分のところに来たのは5社目だったかな?

正直採用に関しては相当迷ったが、国が2種免許という公式な免状を与えている以上、技能を理由に不採用というのは筋が通らない、とりあえずやってもらおうということで採用してみたんだが、暇なときは車内の清掃、ワックスがけ等熱心に仕事をするし、お客様のうけも良い。

で、今回の初便運転士に抜擢したとのこと。

まあ筋道や人間関係を大事にする、西村社長らしい考え方だし、また西村社長でなければ、松山運転士も採用はしなかっただろうな・・・、これこそ運命の出会いなのかな?、なんて自分は思う次第。

そのあと、花束贈呈とテープカットがあり、バスが出発して開業式は終わりとなりました。

 

さて、東名特急ニュースター号ですが・・・

車内は12列補助席付き、貸切車からの転用で、東京バスは貸切車にも窓側席にコンセントが付いてますから、こちらの車両も準拠しています。

初日から19人乗車とまずまずな成績なんですが、若い人が圧倒的に多いということは、じゃらんや楽天トラベル経由の予約が多いということでして・・・。

これらの乗客は、流動層ですから、時間が合えばor安ければ等、ニュースター号でなければいけないといったことは無い層ですから。これからいかにニュースター号のファンを作っていけるかが鍵になってくるものと思います。

開放休憩は足柄・浜松で各20分。

都内と首都高。新東名で若干の渋滞があり、浜松SAで25分遅れでしたが、名古屋駅には10分の遅延で到着しました。

 

松山運転士が乗務するにあたり、車内を確認するミラーを増設していたり、会社としても配慮しているのが見られます。

安全・安心な運行をしますと力強く語ってくれた松山運転士、業界での先駆者として、無事故で頑張ってもらいたいと思います。

 

一応書いておきますが、スムーズな運転&キッチリ時刻表に合わせようとしていたところ等、知らない人が見れば、耳が聞こえないとは思わない、普通の運転でした。