今月18日をもって、退役が発表されております、神新汽船「あぜりあ丸」
来月には新たにカーフェリー「フェリーあぜりあ」が就航します。
伊豆諸島4島へのローカル航路を26年間にわたって守ってきた「あぜりあ丸」、最後のお別れに下田まで出張ってきました。
今回使用したのはこちらのチケット、ワンデークルージングチケット。
こちらの乗船券、要は一日あぜりあ丸乗り放題といったチケットで、まさしく船ヲタをターゲットにしたようなチケットですねww。あぜりあ丸の絵葉書が付いています。
で、この日の天候は曇りなれど波高し・・・
全島条件付での出港となっています。
では、乗船したあぜりあ丸の画像をアップ。
神新汽船「あぜりあ丸」
総トン数480トン、航海速力14.5ノット、いまどき珍しくなった巡洋艦型船尾を持つ船になります。
船首の方では、生鮮食料品などの貨物の荷役中、旅客よりは貨物メインの航路ですね。
っと、荷物の積み込みも終わり、フォークリフトでタラップを外して、出港。
プロの方々のお見送りww。
では船内の様子をご紹介。
こちらは二等船室、貸し毛布は100円ですww
そして一等船室。
いまどき花毛布を折るとか、神新汽船位ですね・・・、新造船フェリーあぜりあでも、この伝統は継承していくとのことです。
後は特二等船室。
あとは案内所位ですか・・・
供食設備は飲み物の自販機とカップラーメンの自販機があるくらい、乗船時は食料の持込を推奨いたします。
で、下田港出港後、船員さんの予言通り揺れるww
船員さん曰く、冬場は普通の揺れで、この航路の真髄を味わうのにはちょうど良いゆれかもww、酷い時は、置いてある枕が吹っ飛ぶほどの揺れですよ・・・、とのことですが・・・
正直酔いはしませんでしたが、トイレに行こうと立ち上がるのにも一苦労な揺れでした・・・、乗船をちょっと後悔したのは内緒ということでww
この日は利島は抜港、他の島につけるのも一苦労といったありさま。
こちらは波打ちつける神津島の岸壁、着岸しても船が揺れるww。
そんな中着岸もですが、荷役をするプロの方々の技量は半端ないです。
伊豆諸島には東京から東海汽船も就航していますが、生鮮食料品等距離が短い下田航路で運ばなければならない荷物があるのもまた事実・
これからも末永く、このローカル航路が続くことを祈っています。
ちなみに、フェリーあぜりあが就航するまで一ヶ月ほどありますが、その間は、代船として伊豆諸島開発の「ゆり丸」が入るそうです。
12月初めにはフェリーあぜりあを受け取りに行き、そのまま習熟航海に入るとのこと、12/7辺りには、下田港に新造船がやってくるそうです。
さて、ついでだから、今から下田港に行って、あぜりあ丸最後の勇士を見てくるかな・・・