仕事を午前中で切り上げて夕方に楽器を持って徒歩で出て行く。ソフトケースはリュックにして背負い、大きめの傘ですっぽりと雨をガード…こんな日に外で演奏なんてちょっとイヤだな…

高岡から富山まで電車に乗り、環水公園まで歩いた。既にバンドメンバーは集まっていて談笑している。雨はいよいよ強くなり、野外ステージの中央に建てられたテントの中でどこかの団体の方々が『コンドルは飛んで行く』の演奏をされていた。円形の客席にはしたたかに雨が降るので誰も腰掛ける者がなく、最後列にのみ屋根があるのでそこに人がたかっている感じだった。う~む…こんな中での演奏はイヤだな(汗)

誰もいない運河沿い…


しかしまあバンドの営業という事で吹かないといけない。楽器を出してセッティング…テントに入ると屋根が邪魔して客席(の上の方)は見えない。しかもテントの屋根が近すぎるといい反射音が帰って来ない。膝を少々まげて吹く事になった(汗)

久しぶりにA.Saxのかわせさんがおられた。賛助で頼んだものか?初出場の趣旨がわからない催しにも関わらず精力的に吹かれている。というかもうとにかく凄い存在感のプレーだった。バンドをリードしている感じさえする。音を聴いてポップスの音符はそう吹くんだなと納得させられた。MCもドラムの賛助の先生がやられていたけれどとても気が利いている。という事で雨が降っていたけれどノリノリで演奏する事が出来た。音楽は技術とかも大切だけれどグルーヴを感じてそれに乗る事が出来ればとても楽しいものだと思う。今回はそれを体感できた。

 

輝かないと…

しかしお開きになったらバンド員たちは余韻も何もなく散って行く…しょうがないので私も再び降り出した雨の中を傘を差して帰途に就いた。なんだかな…