1.鋼管
●配管用炭素鋼鋼管(JIS G 3452)
・白管
・用途:消化
●白管
・耐食性を持たせるために亜鉛めっきを施したガス・水道用の鋼管。
・高度経済成長期に多用されたが、その後耐食性は充分ではなかったことが判明し、水道管として使用した場合には赤水や白水の発生原因となる。
2.塩ビライニング鋼管
●塩ビライニング鋼管
・鋼管の内部のさや管に硬質塩化ビニルを使用した配管設備に用いられる配管材料。
●水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(JWWA K 116)
・用途:給水
・水道用硬質塩ビライニング鋼管を使用していても、継手等から赤さびが発生する恐れがある。
〇SGP-VA(一般配管用)
・防錆塗料を施した配管用炭素鋼鋼管(黒管)の内面に硬質塩化ビニルを施された配管。
・埋設配管以外の一般給水配管(戸建住宅、集合住宅、非住宅)に使用。
〇SGP-VB(一般配管用)
・水道用亜鉛めっき鋼管(白管)の内面に硬質塩化ビニルを施された配管。
・埋設配管以外の一般給水配管(戸建住宅、集合住宅、非住宅)に使用。
〇SGP-VD(地中配管用)
・配管用炭素鋼鋼管(黒管)の内外面に、硬質塩化ビニルを施された配管。
・埋設配管の給水配管(戸建住宅、集合住宅、非住宅)に使用。
3.耐熱性ライニング鋼管
●水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管(JWWA K 140)
・用途:給湯
〇SGP-HVA
・防錆塗料を施した配管用炭素鋼鋼管(黒管)の内面に耐熱性硬質塩化ビニル)が施された配管。
・給湯配管(戸建住宅、集合住宅、非住宅)に使用。
4.ポリ粉体鋼管
●水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管(JWWA K 132)
・用途:給水
・白管などの鋼管にポリエチレンを被覆した樹脂ライニング鋼管で、鋼管の持つ機械的強度とポリエチレン樹脂の優れた耐食性を合わせ持ち、常温水の使用を前提とした防食鋼管の配管材料。
〇SGP-PA(一般配管用)
・防錆塗料を施した配管用炭素鋼鋼管の内面にポリエチレンを被覆した樹脂ライニング鋼管。
・集合住宅や非住宅の給水設備配管に使用。
〇SGP-PB(一般配管用)
・水道用亜鉛めっき鋼管の内面にポリエチレンを被覆した樹脂ライニング鋼管。
・集合住宅や非住宅の給水設備配管に使用。
〇SGP-PD(地中配管用)
・配管用炭素鋼鋼管の内外面に、ポリエチレンを被覆した樹脂ライニング鋼管。
・集合住宅や非住宅の給水設備配管に使用。
5.外面被覆鋼管
●消火用硬質塩化ビニル外面被覆鋼管(WSP 041)
・配管用炭素鋼管(白管)等の亜鉛メッキ鋼管の外面に硬質塩化ビニルを被覆したライニング鋼管。
・鋼管の持つ機械的強度を塩化ビニルの優れた化学的性質を併せ持った埋設配管用の消火配管材料。
・用途:消化
6.ステンレス鋼管
●ステンレス管
・腐食による赤さびや異味・異臭が発生したり、環境ホルモンが溶出する心配がなく、人体に対して安全性の高い非石油化学系の配管材料。
・ステンレス鋼を使った配管は、磨耗に強く、耐食性にも優れ流量を多く設定しても磨耗の心配がない。設備の稼動効率を上げることができ侵食にも強いので、化学プラントなどへの使用も問題ない。
・ステンレス配管はコストパフォーマンスに優れ、将来の改修を考える必要がないので、ランニングコストは長く使うほど安くなる。
7.鋳鉄管
●ダクタイル鋳鉄管
・材料としてダクタイル鋳鉄を使用した管のこと。
・従来の鋳鉄管に変わり、水道管をはじめ、下水道、ガスなど幅広い分野に使用されている。特に水道本管(導・送・配水管)においては、日本で最も多く使われている管材。
〇長所
・強度が高く、強靭性に富み、衝撃に強い。
・金属材料の中では腐食に強く、電気抵抗が高いため電食の影響を受けにくい。
・継手は、伸縮性・可とう性を持つ。
・施工性が良い。
〇短所
・重量が比較的重い。
・土壌が腐食性の場合には外面防食を必要とする。
8.銅管
・鋼管より耐食性・可撓性に優れており、主に給湯設備配管や空調の冷媒管などに使用される。
・銅管の銅イオンには殺菌作用があるが、水質によっては孔食が起こりやすく、特に井戸水には侵されやすいので注意が必要。
・銅管配管では、ロウ付継手のほかに、空調用の配管などではフレアー継手やフレアー加工の要らないリングジョイントなどがある。
〇長所
・拡張力が大きい
・軽量
・可とう性が高く、加工しやすい。
・住宅用などに使われる銅管は安価。ステンレス管よりも安価でコストが低い。
・水道管の場合水質による影響が少ないことから再生水や中水道、工業用水道等を使用する場合、水質による腐食を防げる。
〇短所
・高価
9.ビニル管
●塩ビ管(塩化ビニル管)
・塩化ビニル樹脂を主原料とした配管材料。
・塩ビ管は、赤さびなどが出ないので、水道管をはじめ下水道管・電線管・土木用など極めて広範囲に使用されている。
・管の内面はきわめて滑らかで、摩擦抵抗が小さいため、異物の発生や汚物の付着が少なく、効率よく通水でき、また、軽量で運搬や施工現場での取扱いが非常によく、異形管が豊富で多様な施工が可能。
・耐薬品性・耐食性・耐久性に優れているので、酸性土壌による腐蝕もなくまた、汚水中の酸、アルカリにも影響されず、劣化現象が少なく、地震時や地盤沈下等にも追随でき、衝撃にも強いので、通常の運搬や施工時でも破損することがない。
〇VP
・水道用硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K 6742)の一般管。
・戸建住宅や集合住宅などの給水設備配管や排水や通気などの衛生設備配管に使用。
〇HIVP
・水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管。
・戸建住宅や集合住宅などの給水設備配管などに使用。
〇HTVP
・水道用耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管。
・戸建住宅や集合住宅などの給湯設備配管などに使用。
10.架橋ポリエチレン管
・熱可塑性プラスチックとしての鎖状構造ポリエチレンの分子どうしのところどころを結合させ、立体の網目構造にした超高分子量ポリエチレンを材料とする合成樹脂管。
・優れた耐食性・耐塩素水性・耐寒性・耐熱性があり、一般の給水配管から給湯配管や床暖房の温水配管などの、配管に使用できる配管材料。
・ヘッダー配管と共に最近の住宅の給水・給湯配管に多く用いられている。
11.ポリブテン管
・ポリエチレンや、ポリプロピレンと同じポリオレフィン系の樹脂(ポリブテン)で作られた合成樹脂管。
・優れた耐熱性、軽量性、可撓性などの特徴を生かし、一般の給水配管から給湯配管や床暖房の温水配管などの配管等、常温の水から温水にわたる幅広い範囲で使用されている配管材料。
・ヘッダー配管と共に最近の住宅の給水・給湯配管に多く用いられている。