みなさん、こんにちは
▼ワンステップには、Youtubeチャンネルがあります
ワンステップ【がんサバイバー】（クリックするとYouTubeへ飛びます）
チャンネル登録者は 6,510人になりました
登録いただいたみなさま、本当にほんとうにありがとうございます～
今日ご紹介する動画は、【再発・転移の治療（＆術後補助療法）】＜後編＞そもそもから始めよう！肺がん治療(
再アップ）
2022年12月18日に行われた、いきる「みかた」を見つけるオンラインセミナー「そもそもから始めよう！肺がん治療」というテーマに 肺がん治療3本の柱、手術（外科治療）、放射線治療、薬物療法、の3人の先生と、ワンステップ代表の長谷川にそれぞれの専門、立場で講演をいただき、患者自身が肺がんという病を知り、情報を正しく見極め、治療に向き合えるよう応援する。早期の治療から再発・転移の治療まで幅広くわかりやすく解説していただきました。
再発・転移の治療（＆術後補助療法）について
近畿大学腫瘍内科/ゲノム医療センター 高濱隆幸先生
このⅠからⅢ期の非小細胞肺がんの術後の補助化学療法について、新しいデータが今年出てきたためにガイドラインももう一度書き変わっております。主に今回書き変わったのはⅡ期からⅢ期の間のところなんですが、大きく覚えて帰っていただきたいのは、手術を受ける患者さんにおいてもですね、いろいろ遺伝子検査とかバイオマーカー検査という追加の検査を受けていただくことで治療方針が実際に変わりました。ですので、こういったことについて主治医の先生とよくご相談していただくことが必要になった
というふうに考えています。
今度はですね、私が多く経験していますこのⅣ期あるいは転移再発をきたしてしまった患者さんの、薬を使った治療についてお話をさせていただきたいと思います。
年の12月に先ほど、先日出ました肺がんのガイドラインにおいても、このような記載がされているんですけども、非小細胞肺がんというがんの中でⅣ期の患者さんの治療方針というのは、ドライバー遺伝子のあるなしによって大きく二つに分かれています。ドライバー遺伝子がなんなのかっていうところを今から説明していきたいんですけども。
このドライバー遺伝子の変異がある患者さんについて、まずお話をさせて頂きます。これまでですね、この遺伝子検査などがあまり発達していない時代というのは、肺がん患者さんていうのは、こういう風に同じ色に染まってていたんですね。肺がん患者さんというだけで全員が同じような治療を受けるといったことが標準治療とされてきました。しかし、この肺がんという病気をさらに詳しく調べるということができるようになってきました。具体的には、いろんな新しい検査の機械が登場しまして、肺がんという病気を詳細に調べることで、がんの原因遺伝子が見つかる患者さんが出てきたいうことになるわけですね。そういった患者さんには、そのがんの原因遺伝子をピンポイントで標的とするような治療というのを受けていただくことで、より高い効果・長い効果が期待できるという時代になっています。
バイオマーカーという言葉を先ほどから私使ってしまってるんですが、バイオマーカーとは何なのかというところをおさらいしたいと思います。バイオマーカーというのはですね、まず病気があるかないか、あるいは、ある方についても、その病気に対する治療薬の効果や副作用を予測するための検査のことをバイオマーカー検査というふうに呼んでいます。バイオマーカー検査の結果、明らかになる肺がんの原因遺伝子のことを、我々はドライバー遺伝子という風に呼んでいるんですね。実は肺がんはこのバイオマーカー検査に基づくドライバー遺伝子を探すといった治療の方針が最も進歩しているがんの一つです。これはもう2019年の時代から私使ってるスライドなんですけども。非小細胞肺がんと診断された患者さんにおいて、がんの原因遺伝子がこの時代ですでに4つぐらいあったんですね。それが今、今年になってくるとこれがどんどん増えまして、がんの原因遺伝子がこれだけ明らかになってきました。
本日、規制の関係ではっきり申し上げられないんですが、この黒塗りになってる所は治療薬が書かれてるんですね。がんの原因遺伝子、ドライバー遺伝子を調べることで、それに対応した分子標的治療薬がこれだけ沢山の承認をされている。それを使うことでより良い効果が期待できるという時代になってきているわけです。
ドライバー遺伝子を調べることによって、この分子標的治療薬というがんの原因遺伝子を、ピンポイントで制御できるような薬が使えるようになってくるんですけども。実はこの分子標的治療薬はですね、従来型の抗がん剤よりも治療効果が高い場合が多いんですね。ですので、がんの原因遺伝子、ドライバー遺伝子が明らかとなっている場合は、この分子標的治療薬を使うことが現在推奨されていた分子標的治療薬が承認されて以降ですね、実はこれはある国のデータなんですが、国全体の肺がんの死亡率が下がったというデータも出ています。ですので、やっぱりドライバー遺伝子を調べて分子標的薬を使えるかどうかといったことを調べることは非常に重要なテーマになっています。
ただですね。ドライバー遺伝子っていったらいっぱい今先ほどお見せしたように沢山ございますので、全部調べていると非常に時間と手間がかかるんですね。
それで最近では、次世代シークエンサーであるとか、マルチのPCR検査といわれるような、一気に複数の遺伝子の変化を同時に早く検査できるような機械が承認をされましたので、このドライバー遺伝子の検索も手軽にできるようになっていますので、もしまだ受けていらっしゃらない患者さんとかですね、これから受けようという患者さんおられましたら、このマルチ診断、ドライバー遺伝子を一緒に主治医の先生と検索していくということが重要になっているかと思います。
続きはYouTubeでご覧ください。
★ランキングに参加しました
病気になって、山あり谷あり。
入院が長引けば、いつも食べられるはずのラーメンが、たまらなくいとおしくなります
今までだったら、ありふれた日常
がん患者になると
ありふれてなどいない
日常がかけがえのないものだとわかる
そんなことをみんな言わなくてもわかる仲間たちの集まりです。
▼ワンステップのLINE公式アカウント
ＩＤ @377lmjah
（数字の377の次は英小文字の「エル」です。数字の「１」や英大文字の「アイ」ではありません）
ワンステップのLINE公式アカウントは、
情報をひとつずつ、不定期に一方通行でお送りする配信専用です。
返信メッセージをお送りいただいても、BOTによる自動返信で
個別の問い合わせには対応できません、というメッセージが
送られます。ご容赦ください。
LINEの画面上のメニュータイルには、
ホームページやブログ、ＳＮＳ、YouTubeなどへのリンクを貼っています。
ポチっとクリックしてみて下さいね。
ご登録いただくには、ＩＤ検索をして、友だち申請からお願いいたします。
肺がん患者の会 ワンステップ
ＩＤ @377lmjah