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今日ご紹介する動画は、お薬の専門家!〜薬剤師の多種多様なお仕事紹介〜【お仕事教えてください!患者を支えるプロフェッショナルたち 薬剤師編 <後編>】(再アップ)
お薬の専門家!〜薬剤師の多種多様なお仕事紹介〜 【お仕事教えてください!患者を支えるプロフェッショナルたち 薬剤師編 <後編>】
<講演> 薬剤師 東 加奈子 先生
東京医科大学病院 薬剤部 主査
<補足説明> 坂本 はと恵 さん
国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター 副センター長
※2022年1月8日YouTube LIVE配信済み その時点の情報に基づいています。
一番最初に東京医科大学病院の紹介をさせていただいた時に示させていただいたんですが、病院内にはがん指導薬剤師とがん専門薬剤師というものがおります。
当院ですと、がん専門薬剤師がいるのは、実は病棟と外来の治療センターと、あと、医薬情報室にがん専門薬剤師がおります。
がん専門薬剤師とはというところで少し紹介させていただきたいんですが、がん薬物療法等について高度な知識技術と臨床経験を備える薬剤師を育成し、患者さん、国民の皆さんの医療健康福祉に貢献するそんな薬剤師ががん専門薬剤師です。
当院ですとそれぞれの病棟にがん専門薬剤師がおりまして、患者さんのケアにあたっております。
このがん専門薬剤師はですね、当たり前ですががん薬物療法って本当に日々進歩していて、特に肺がんの領域というのは新しいお薬がたくさん出てきていると。それらのお薬を使いこなせなければならないと。それにはまず患者さんの体を理解します。
がんゲノムですね、遺伝子の複雑性であったりとか、がん細胞の浸潤増殖転移に関わる分子への理解、生理機能の変化ですね、あと解剖学的な変化、肝臓とか腎機能が低下してしまったりとか、手術だったりとかで解剖学的な変化が加わった時にどうやってお薬が吸収されて、排泄されるまでの過程とかを理解しながらですね、薬物療法すべてですね、抗がん薬だけを理解していても患者さんのケアはできないので、すべてのお薬を患者さんに、その患者さん個々にとってどういうふうに提供するのが一番良いのかというのを考えながら、相談しながら提供していくのがこのがん専門薬剤師になります。
お薬と体のことを理解していても、患者さんとのコミュニケーションが取れないとまったく意味がなくてですね、こういう高度化するがん医療の中で、薬剤師と患者さんのコミュニケーションは一方通行、お薬の名前とか用法・用量、副作用を言って、何か質問はありますかで終わりではなくて、やはり患者さんの精神面や社会的役割に配慮を加えて、治療のゴールであったりレジュメの選択、症状や治療の評価、そして問題が発生した時に一緒に治療を見直してですね、患者さんと共有していく、これががん専門薬剤師になります。
すなわちですね、患者さんなんですけれども、当たり前ですが生活者である患者さんに私たちが提供しているその医療が、こう寄り添えているかどうかというのを確認しながら、その医療を提供していくのががん専門薬剤師、ペイシェントセンタードモデルの実践ができるのががん専門薬剤師になります。
「知ってますか?かかりつけ薬剤師制度」というところで、数字を二つ出させていただきました。
55,928と60,171という数字を出させていただいたんですが、じゃあこれは何の数字でしょうかというところなんですけれども、実はこの60,171は全国にある薬局の数がこれ、60,171なんですね。
実際この55,928っていうのは何かというと、これは実は全国にあるコンビニエンスストアの数なわけです。
すなわち、コンビニの数より薬局の数の方が多いというのが、今日本の現状です。
「もっと身近に、ずっとそばに」って書いてありますが、ぜひですね、薬や健康のことをかかりつけ薬剤師、これは調剤薬局ですね、保険薬局の薬剤師がなることができるんですけれども、かかりつけ薬剤師に相談してほしいなというふうに思っております。
かかりつけ薬剤師をですね、持つ3つのメリット。病院の薬剤師にも頼っていただいて、もちろん薬局の薬剤師、双方に味方を持ってくれるといいなというふうに思いますが、薬の専門家が身近にいるから、安全安心に薬を使用できる。これもメリットですし、ここが本当にいいなと思うのですが、薬局が開いていない時間にも薬の相談ができて、在宅医療もサポートしてもらえるということで、実は24時間対応してくれるんですね。
なので何か困ったときのために、かかりつけ薬剤師をきちんと準備しておくことが大切なのではないかなというふうに思っています。
私の考えはこんな感じです。
「患者さんは、さまざまな意思決定を繰り返す」というふうに書いたんですが、何かご病気を発症してから診察、診断、治療、最期の時を受けるまでですね、どういう病院にかかろうかとか、どういう治療を受けようか、どういうふうに最期の時を迎えようかとか、療養の場を見つけるにあたりさまざまな選択を患者さんを行うと思います。
その中でですね、患者さんの意向ですね、ある物事に関する患者さんの選択、ご家族の選択だったりもするかと思いますが、は誰に対してですね、医師に対してだったり看護師に対して、薬剤師に対して、ご家族に対してでもそうですし、どんな状況に語れるかという文脈でそもそも多様である、と。
さまざまな人を、どんな人を相手にするかによって語られることって異なったりするかと思うんですね。
多職種関与ですね、医師や看護師だけでなく、さまざまな職種が関わる意味というのはこの患者さんの意向の幅を見る、知るということころで、とても大切なのではないかなというふうに思います。
薬剤師に出会う必要ってあるのかなというところでちょっと無理くりがあるかもしれませんが、皆さんがイエスというふうに思ってくれたら嬉しいなと思います。
以上となります。
簡単ではございましたが、薬剤師のお仕事説明をさせていただきました。
いつでも薬剤師に、何でも、お薬が関与していなくてもですね、健康相談のこと何でも相談していただければと思います。
続きはYouTubeでご覧ください。
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