【がんサバイバー】【肺がん】斎藤スティーブさん 直美さんの体験談①(再アップ) | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

みなさん、こんにちはニコニコ     

 

▼ワンステップには、Youtubeチャンネルがありますキラキラキラキラ

 

ワンステップ【がんサバイバー】(クリックするとYouTubeへ飛びます)

 

 

チャンネル登録者は 3,290人になりました!

登録いただいたみなさま、本当にほんとうにありがとうございます~爆  笑
 

今日ご紹介する動画は、【肺がん】斎藤スティーブさん 直美さんの体験談① ~がんへのチャレンジ アメリカの医療どうなっているの?~(再アップ)

 

 

 

今回はアメリカ在住のワンステップ会員 齊藤スティーブさんの肺がん体験談 Part1をお届けします。 斎藤さんが暮らすのは、カリフォルニア州南西部に位置する都市、トーランス。 ロサンゼルス空港からも近く、日系企業や日本人も多い街だそう 。20代で渡米して、長くアメリカで暮らす斎藤さんが アメリカの医療、がん治療のことなどを チャーミングな奥様と一緒にいろいろ教えてくださいます。 医師との信頼を紡ぐエピソードや、驚くべき医療費の話など ぜひお聞きください!

 

 

 

【長谷川】
まず簡単に自己紹介、アメリカに住んでいるというふうに聞いたんですけども、教えてもらってもいいですか? 

【サイトウさん】

大学受験に失敗しまして、英語学校に2年、そのあと行きまして、2年で卒業したあとでみんなは大学に戻るとか就職という話だったんですが、その2つともどうも自分じゃないなと思いまして、2年間勉強した英語をなかなか自分では納得してなくて、もうちょっともう1回勉強しようかなということで21歳の時に渡米をしまして、英語を勉強するという目的と、あとは自分自身を新しく発見したいなと、何か可能性が自分にも将来あるんじゃないかっていうことを自分で実感したいなということも含めて21歳で来ましたんで、ちょうど44年になります。 

それで、今は国際物流という業種で営業とマーケティングをやらせていただいています。 

家族構成は妻、ナオミと長女29歳、長男27歳、ペットのチャビーっていうのが15歳になります。

西海岸のロサンゼルス空港に近い方トーランスという町がありまして、そこに今住んでおります。

【ナオミさん】

日本の企業がたくさんあるところなので、トヨタさんのアメリカの本社とか日産も、今はテキサスに移っちゃいましたけどありますし、とにかく日系企業が多い場所ですね。日本のマーケットも多いですし、日本人もたくさん住んでる。

 

【長谷川】

がんはどのように見つかっていったんですか? そのときのお気持ちも含めて教えていただけると、と思います。

【サイトウさん】

妻の希望もあって、日本で人間ドックに行きましょうということで、2018年11月の末に2人で人間ドックに行くことにしまして、担当医の方が肺がちょっとおかしいと言うんで、調べていただいて、そしたら右肺に大きな影があるということで、その先生いわく「原因は何かの炎症を起こしているか結核かもしくはがんです。ですので、アメリカに帰ったらすぐに検査してください」っていうことでこのがんの旅が始まった感じで、12月に帰ってきまして、いろんな細かい検査をしていたんですが、月の初めに肺腺がんのステージⅢAということが宣告されました。

検査の段階で不安とかもうすごく落ち込むような心がずっと続いて、それで何となくがんだろうなと思ってる中でのがんの宣告だったものですから、がんを宣告されたときはある意味で明確な目標みたいなものができて、さてどうやってこれをチャレンジしようかという感じの心の動きだったですね。 

どうしようかという不安もありましたけども、ただ周りに家族もいっぱいいてサポートもしてくれてたので、とにかくこのがんにチャレンジして、何とか乗り切ろうという思いで今まで来ております。 

【長谷川】

奥さまはちなみに、例えば見つかったときであったり、奥さまという立場として何か思ったことっていうのを教えていただけますか? 

【ナオミさん】

私の祖父が肺がんで亡くなっているんですね。周りでもやっぱり肺がんで亡くなっている方を何人か見ていたので、もう本当にこれは駄目だなっていうふうに最初は正直言って明確な診断が出るまではもう本当に頭の中は「もう駄目なんじゃないか、駄目なんじゃないか」っていうのがもうぐるぐる回っていて、職場でもですね、もう何かトイレに行く度にもう涙がバーッて出てきて、本人の前では泣いたことはなかったんですけども、妄想が先に走っちゃって「もう駄目なんだ。もうこの人とはもうこの一瞬でもう時間は終わってしまうんだ」みたいな感じで、だから結構年末、「一緒に何か時間を過ごさなきゃ。できる限りのことをしないと」なんていうふうに思っちゃって、よく出掛けたりしてたんですよね。その12月の間に。

でも、明確にわかった時点で、もうとにかくやるべきことをやっていこうっていう気持ちに自分を持っていくことが、葛藤でしたね。ついついやっぱり悲観的になるし、もう駄目なんだっていうその諦めの気持ちとの、もう瞬間、瞬間、何か葛藤というか、そういう感じですかね。 

手術終わって「やったー」、「もう一応転移はありません」って言われたのに、1年後にはもうまた発見されて、「再発がんは一応根治はできないという言い方をします」と。そのことばを聞いたときに、うちの娘がやっぱり泣き出して、その姿を見たときに何かあったときに絶対悲しませちゃならないなっていうのは思いましたね。だから、もうできることをして、何としても治さなきゃいけないなっていうファイティングスピリットというか、葛藤とファイティングスピリットとの日々戦いみたいな、何かそんな感じです。 

【長谷川】

サイトウさんのことばや今の奥さまのことばで、と印象的だったのが、がんの治療に対してチャレンジっていうことばを使ったりするんですよね。その辺、向き合っていくんだとか、そういう姿勢みたいなもの、チャレンジっていうことばに表れるような姿勢というか、そういったものっていうのはアメリカ独特のものなんですか

【ナオミさん】

周りの友人の方の励ましとか病気を乗り越えてこられた方の激励を受けて今に至るんですね。すごく私たちの心に響くことばとかがあったりして、そういうのにやっぱりこう励まされて

【サイトウさん】

息子なんかは、一番最初私ががんで抗がん剤をするというときに、もしかすると頭の毛が抜けるかもしれないっていうんで、見越して「じゃあ、パパ、一緒に頭を剃ろうよ」って言って一緒に頭を剃ってくれたりとか、そういったことと、あと友達なんかもすごく応援してくれてるってことで、今まで以上に自分は1人で生きてるんじゃなくてやっぱりいろんな方に支えられて生きているっていう。

 

 

【サイトウさん】

日本の医療はあまり詳しく知らないということで、ただアメリカで感じたことをちょっと話させていただきますけど、やっぱりすごく一つ一つの審査、検査とかすごい縦割りというか、細かくやる先生が分かれていまして、最終的に肺の先生がある意味主治医としてなって、その先生が肺がんの宣告もしていただいたりとか、これからどうすればいいかとかっていう話もしていただく中で、手術になるだろうなと、それが一番いいんではないかなという話になると今度は外科医の先生に手を委ねられて、その外科医の先生との話し合いになると。外科医の先生も、これ終わったあとたぶん抗がん剤が必要になるだろうから、抗がん剤の先生と話してくださいってもう、そういう意味ではいろんな種類の先生とお知り合いになれたっていうのは、ある意味アメリカらしいかなっていう感じはします。 

妻とも話して「必ずセカンドオピニオン聞きたいね」といったときに、その主治医の先生に「セカンドオピニオンをどう思いますか?」って言ったら「もうぜひしなさい。紹介もするし」というような感じだったので、非常にオープンな感じで、セカンドオピニオンに関してはやっぱりその患者さんのことを考えられているんだなっていうふうには思いました。ですので、割とセカンドオピニオンはいろんなところで聞かせていただきました。

あとは手術して3日で退院しました。手術のあとももうその日から普通にトイレにも行かされたし、3日、4日後にはもう退院。

 

 

【ナオミさん】

保険料の大きな違いですよね。国民健康保険と社会保険っていう制度がないので、個人で保険に加入をして、その保険会社が受け入れている病院との治療になるんですね。 

その保険を、自分が持っている保険がその病院で扱っていない場合は実費になってしまうので、保険がカバーをする病院をまず探さなきゃいけないっていう、そういう作業が結構ありますかね。 自己負担金がいくらとかいうそういうのの決まってる額によって、やっぱり病院も変わってくるし自己負担も変わってくるので、結構やっぱり請求書を見るともう本当に一生掛かっても払いきれない金額の請求が来るので、保険で何パーセント、自己負担が何パーセントっていう形ですかね。大きな違いですよね。

【サイトウさん】

1回の抗がん剤治療が300万。

【ナオミさん】

手術代が約1200万円ぐらいの請求書が来ました。それは手術室の、その日の手術室料、看護婦の方たち、それからいろんな施設料プラス麻酔の料金云々でいろいろで、とにかくゼロが「あれ?」って言うぐらいの、「ゼロが多いんじゃない?」っていう感じの請求書でびっくりしました 。

日本で治療するっていう選択肢もあったんですよね。私たちも。やっぱり日本の医療はすごいし、大体皆さんがんでも結構切除して治ったとかよく芸能人の方とか言われているので、やっぱり日本の方の、日本の先生の方が手術も上手なんじゃないかとかすごく迷ったんですけども、結局やっぱり家族が、子どもたちもこちらですし、仕事もこちらですし、やっぱり居るアメリカで治療を受けるしかないねっていうことで結構悩んだんですけども、最終的にこちらでっていうことにしたんですよね。 

 

 

 

ぜひご覧ください。

 

 

 

★ランキングに参加しました

 
 
ポチッとお願いします
 
にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

▼ワンステップSNS いきる 「みかた」を みつけるのURLはこちらです。

http://lc-onestep.com/

 

 

病気になって、山あり谷あり。

入院が長引けば、いつも食べられるはずのラーメンが、たまらなくいとおしくなります

 

今までだったら、ありふれた日常

 

がん患者になると

 

ありふれてなどいない

 

日常がかけがえのないものだとわかる

 

そんなことをみんな言わなくてもわかる仲間たちの集まりです。

 

 

ワンステップSNS

「生きる みかた を見つける」 ご登録のお願い

 

 

※ホームページに登録方法を載せてあります

登録方法です。

※登録が困難な方は、事務局にプロフィールの登録をご依頼ください。

事務局への依頼方法

 

 

 
▼ワンステップのYoutubeチャンネル
 ワンステップ【がんサバイバー】

 

 

 

▼ワンステップのLINE公式アカウント

ID @377lmjah

(数字の377の次は英小文字の「エル」です。数字の「1」や英大文字の「アイ」ではありません)            

 

ワンステップのLINE公式アカウントは、

情報をひとつずつ、不定期に一方通行でお送りする配信専用です。

返信メッセージをお送りいただいても、BOTによる自動返信で

個別の問い合わせには対応できません、というメッセージが

送られます。ご容赦ください。

 

LINEの画面上のメニュータイルには、

ホームページやブログ、SNS、YouTubeなどへのリンクを貼っています。

ポチっとクリックしてみて下さいね。

 

ご登録いただくには、ID検索をして、友だち申請からお願いいたします。

 

肺がん患者の会 ワンステップ 

ID @377lmjah

 

 

 
 
▼会員募集中
ワンステップから活動状況をお届けします。ページ更新のお知らせ・アンケートのお願い・企画の参加募集等々。無料です