これまでの4回にわたって、辻先生の肺癌学会PAP(患者プログラム)での講演に基づいて、がんリハビリについて紹介してきました。
(1) がんリハビリの目的と対象
(2) 手術に際しての予防的がんリハビリ(呼吸リハビリ)
(3) 放射線・化学療法中・後の運動療法、悪液質対策、筋力と生存期間の関係
(4) 骨転移、緩和ケア主体の時期のリハビリ、がんリハビリ5か条
全部読むのは大変ですが(そうしてくれると嬉しいですが)、肺がんのステージや、各自が現在選択している治療に応じて、気になるキーワードがあれば、ちらりと読んでみてください。
今回のがんリハビリの特集をお手伝いしたのは、定期的に化学療法の点滴を受けている、こころです。私は特に3回目の講義に釘付けです。そして、将来のことを考えると、4回目の講義も、心構えとして、しっかり読みましたよ。
そして、知識だけでなく、実際に身体を動かしてみましょう!
ワンステップで実践ビデオを作成しました。
自分に向いてそうな運動を一つでも二つでも、日々のルーティンに組み込んでみてください。ただ、無理は禁物です。特に骨転移している方は、転倒しないようにサポートを確保してくださいね。
1.立ち上がり運動
2.かかと上げ運動
3.膝関節伸展運動
4.股関節屈曲運動
5.上半身のストレッチ
6.肩甲骨のストレッチ
7.複式呼吸