手術前の不安に対して | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

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2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

こんにちは。

てるっちさんのインタビューが続いていますが、今回は別のお話。

 

おしゃべり会の報告のところで

来月、手術を受けられる方からのコメントが入りました。

 

そこには「不安だらけ」と書いてありました。

 

なんてったって、初めてのことですから、不安になるのは当然です。

そんな気持ちを察して、先月手術したばっかりのDolceさんより、コメントが入りました。

こちらにて公開させていただきます。

 

 
 

手術を控え不安でいっぱいのことと思います。
私は㋇に左肺上葉摘出手術をしました。㋆半ばに手術することが決まったのに順番待ちで1ヶ月くらい待ちました。待っている間やっぱり怖い・・・という気持ちで具合が悪くなりそうでした。だからお気持ちがよ~くわかります。
でも大丈夫です。お医者さんたちは最善の方法で、痛みが一番少なくなるように、ちゃんと考えていてくれてます。もちろん術中はなんにもわかりません。ど~んと構えていて大丈夫です。
応援しています。次回のおしゃべり会ではぜひお会いしましょうね。

 

 

 
ありがとうございます。

「待っているときの不安で具合が悪くなりそう」は本当にそうだなと思います。

 

 

 

 

そういえば、逆の不安もありますよ。

私・さくえもんは、3年半くらい前に手術を経験しています。右肺を全摘出しました。そのときは手術の5日くらい前に入院しました。通常、入院するのは手術の前日か2日前くらいだと思います。私は、検査の事情や、土日の関係もあって結構前に入院することになりました。

 

そしたらね、先生がいきなり私のところへ来て、こういうんですよ。

 


「手術がひとつキャンセルになりました。長谷川さん、今夜どうですか?」

 


いやー、大変びっくりいたしました。

「今夜どうですか?」ですよ

 

日本語の使い方として、「今夜どうですか?」という言葉がきたら、「ちょっと一杯いきましょう。」という言葉が続くはずです。

 

それがさ、

「今夜どうですか?」→「手術できます。」

ですよ。

 

そのとき、家族がなんたらかんたら、とかしゃべった記憶があります。やはり慌てていたようで、先生がその姿を見て、

「やっぱりスケジュールどおりでいきましょう」

となりました。

 


なんというんでしょうかね、待ち時間長いのも嫌だけど、待ち時間少ないのも嫌ですね、というお話でした。

 

そうそう。
私は右肺の全摘出ですから、けっこう大きな手術と覚悟していたんですが、先生にとっては、「いつでもできちゃう手術」ということかもしれない、とも思いました。
もっというと、患者にとって手術は、人生にそう何度もない「非日常」ですけども、お医者さんにとっては週に何度もある「日常」です。さくさく過ぎていく。そんな大変なことではないかもしれません。そう考えると、気持ちが少し楽になったのを覚えています。



この話が役に立つかわかりませんが、

全国のこれから手術の方、応援しています!

 

 

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