応援メール公開です! | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

今日は、長谷川さんの大学時代のご友人、

Uさんからの応援メールを公開させて頂きます!



映画学科の同期からのメーリングリストで病気のことを知りました。

とても驚くと同時に卒業してもう17年になるのに、

あの頃の濃密な生活が次々と思い出されて来ました。


長谷ちゃんとは合気と空手という部活の関係もあったけど、

大学三年の夏から冬に至る映画学科の

三年実習で組んだ時のコトがやっぱり…

憶えてますか?


あの気狂いじみたスケジュールで強行した真夏の撮影や、

四畳半の密室で徹夜で撮り直した怪獣のモデルアニメ、

やたらとカット数だけが多かった俺の編集を

長谷ちゃん選曲の昭和のナツメロをBGMにネガ編した日々、

あの一年間、監督という立場で無茶な脚本を書き、

日程の計画をしておきながら、弱音を吐く俺の横には、

いつもゆったりと構えて『Uちゃん、大丈夫大丈夫』って笑う

長谷ちゃんがいました。


完成した映画は、散々だったし俺はその後

結果的には映画の道には進めなかったけど、

あの時の経験は映画作りの楽しさを感じることが出来た

素晴らしいものでした。


その後、あの大学を卒業した大多数の人間と同様、

現実の厳しさに敗北した俺は、出来ちゃった子供の存在を言い訳に

あの頃語っていた夢とはかけ離れた仕事の人生を生きて来ました。


だからだと思うけど、数年前、

もう年賀状くらいでしか連絡をとることも無くなった長谷ちゃんから

届いたハガキの写真にあった、

マイホームの前で奥さんとお子さんと佇む姿には正直、

羨望と尊敬といった感情が芽生えました。


だって、それはあの、大学のあの頃、

長谷ちゃんが将来の職業として夢見ていた仕事と俺にとっては

選択肢としての家庭とを見事に両立させていた姿そのものなんだもん。


だから長谷ちゃん、こんな事は言わずもがなだけど、あえて言います。

決して諦めないでください。

こんな素敵であたたかい人間関係が仕事で築けるなんて、

なかなかできる事じゃ無いし、素晴らしい事だと思います。


そして、長谷ちゃんと同じように子供が2人いる男として、

心から言います。

頑張って下さい。

あの頃の、長谷ちゃんの言葉を借りるなら『大丈夫大丈夫』です。


また、会える日を楽しみにします。


では。




ブログの更新は間が開いてしまっておりますが、

引き続き、応援メールやコメントは受け付けております!


メールこちらまで


ganbare_sakuemon@yahoo.co.jp