事業所主催の保護者懇談会にお邪魔した。
前回は、グループ分けの事情だったのか………
私が、一方的に情報提供をするばかりになったのだが。
そのときの日記
久々のギャップ(地域差エグすぎ) | 若の生活 (ameblo.jp)
で、今回は割と早期から対応してきたお母さんグループに。
その中で、お子さんの年齢が一番上の人がいた(30代とのこと)。
大学を中退して、アチコチで就職して失敗して、就労移行支援事業所を経由して
「市役所の障がい者枠 3年契約」
で就労に繋がった人がいるのだけれどね。
3年、キッチリ働いて、契約切られたんだそうだ。
それがショックで再就職に大変な困難を抱えてのプチ引きこもり。
からの、就労移行支援事業所「出戻り組ですw」とのこと。
これがねー、アルアルなんですよ。
しっかり雇用契約を確認なんだけどね。
民間の場合は「働ける人」なら、契約更新できることも多いんだけど
特に公共系の契約障害者雇用は
「ココをステップアップとして、次のオシゴトへ!」
………というタテマエの元、
「地域の障害のある人達で、働ける人を次々と雇用します! ただし定員あるんで!」
という事情で、サクッと切られがち
これは公共系の障害者雇用に多いんです、マジで。
実は、自治体側としては、障害者雇用については
「まんべんなく、『新規』の人をなるべくたくさん」
という事情がある、らしい。
「デキる障害者」が、ずっと、その「障害者枠」にいることを避けるため、という事情もデカい。
ココで「デキる」なら、民間へレッツゴー♪ ということだ。
(※これは完全に『自治体による』ので、応募したい自治体の障害者雇用事情をリサーチするしかありません)
実は、私は「この事情」を知っていたので、息子には
「障害者雇用というのは、公共だろうが民間だろうが『年契約』が多いのがリスクである」
ということを伝えているし、息子もそこを理解しての「障害者雇用希望」だ。
もちろん、企業によっては「障害者雇用から正規」というところもある。
実際、息子の先輩でも障害者雇用からの正規社員になっている人が何人もいる。
ただ、これも注意しとかないといけないのは、正規でも「一般職」が多いので、管理職への昇進はない(ことが多い)。
さらに、正規なら「週5日、フルタイムで働けること」が最低の条件だ。そして「繁忙期に『残業』ができること」も加わる。
ついでに言うと「繁忙期で残業が続いた後に、疲れを取るためにキチンと『有休』がとれること」も重要だったりする。
もちろんこれは、「有休が取れる職場環境」も大事なんだが、
「有休をとれるように、自身の仕事を片付けておけるタスク」も重要。
契約から正規になるためには、これだけのハードルをこなせることも必要なのだ。
障害者雇用で、これらのことを練習しながら「正規」を目指すという方法もあるのでご参考。