総集編・・・ その6 | 走れ!妄想自転車

走れ!妄想自転車

前輪駆動、前輪操舵のリカンベント自転車(など)の製作記です。

「実験要素」てんこ盛りver.5でしたが、今回のver.6もなかなか・・・こんにちは! yabusakaです。

 

  前回は主に機械的な要素が実験の目玉でしたが、今回は人体について・・・? といった切り口であります。

 

 前回のver.5での機械的な要素で「走行安定性」の向上を試みました。いくらか改善されたものの、やはり「限界」がありました。

 

 思いつく方法を片っ端からやってみた・・・そんなver.5ですが、それ以外の方法で比較的現実的(?)だったのが、アームレスト作戦(?)です。

 

(その姿はまさに椅子・・・)

 

 

 まず、なぜアームレストが必要なのか?という事について。

 

 我がマシンは前輪駆動/操舵のためハンドルを切ると前輪も一緒に向きを変えてしまう・・・という宿命があります。

 

 巡航中ならばペダリングに気をつけていれば、大きくステアリングが大きく切れてしまう事は(ほぼ)ありません。

 

 しかし、加速時にはどうしても「踏み込みのトルク」に見合うだけの「ハンドルの引き」がタイミングよく合わせられません。

 

 結果として、加速する度に蛇行するハメに・・・効率悪いですね〜!

 

 であれば、強制的にステアリングをロックしてしまえばよろしかろう・・・? 

 

 といった発想(?)から思いついたのが「アームレスト」でした。

 

 ペダルを踏み込んだ際に生じる「ステアリングを回転させる力」をハンドルグリップを引きつける事で相殺し、前輪の直進を保つ事は理論上可能なのですが・・・。

 

 

 引きすぎたり、引くタイミングがずれたりしてなかなかビシッと直進できないものです。(だって人間だもの・・・)

 

 

  そこで肘の位置にサポートを取り付けてひきつけ時の目安とする事で、正確な「ひきつけ量」「タイミング」を得られるのでは? 

 

 

(パッドの位置は試行錯誤)

 

 

 そこでパッドがどの様に肘に当たれば都合が良いのか? 試行錯誤をしました・・・。

 

 軽く肘が置ける様に? それとも下腕全体をつっかえ棒の様に固定したら・・・とか?

 

 

(パッド以外も試したり・・・)

 

 

 実走テストを繰り返すうちに、肘を「つっかえ棒」として使うのではなく、腕の重量を軽く預けておければOKな事に気がつきました。

 

 腕の広い面で触れられる様な・・・という要求に答えてくれたのは、たまたま持っていた「エアロバー」でした。

 

 

(異様な姿は必然から?)

 

 

 なんというか、「やってみたかった事てんこ盛り」・・・なver.5、6は造っててとても楽しかったですね〜!

 

 しかし、重量はこの時点でかなりのもの・・・その一度加速して慣性が付いた状態では 重厚感溢れる走り です

 

 

 色々な小細工(?)が効いて、矢の様にまっすぐ走る(瞬間もある・・・)感じはまさにオン・ザ・レール?  

 

 それともやはり、重量だけは機関車級・・・・でしょうか(笑)

 

 

続く