カタチにする前にちょっと「妄想」? | 走れ!妄想自転車

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前輪駆動、前輪操舵のリカンベント自転車(など)の製作記です。

  前回は自転車らしくない写真ばかりだったので、今回はちょっと乗り物っぽく(?)してみます。


 シートの製作をしている時に必要だったのが、シートを固定する為のステーです。シートベースを製作している中で 「実際に寝そべってみないと寸法が決められない」 トコロが沢山ありました。

 

 その時は暫定的にフレームとベニヤ板のシートベースの隙間に古雑誌を挟んで、「高さ」や「前後位置」を確認していきました。あーでもない、こーでもないとやっている内に最終的には「ここしかない!」 という位置が見つかりました。


 しかし、シートの位置をしっかり固定しつつ、ペダルを踏み込んだ反力で「体が後に下がっていく」のを支えられる強度を持ったステーの構造はどうするか?


そこでちょっと「妄想」・・・


1 上下方向には体重と路面からの衝撃がかかる。

2 左右方向にはそれほど大きな力はかからない。

3 ベニヤ板(5mm)のシートベースの強度も利用できる。

4 多少はたわみがあった方が快適?であろう。



思いつくのはそんなトコロでしょうか? ならば・・・


1 細いスチールパイプ(φ10)を直角に曲げた物を溶接して長方形の枠を作る。

2 ベニヤ板のシートベース形状に合わせて3箇所曲げ加工。

3 ベース板を固定する為のステーをφ10パイプに溶接。

4 φ10パイプに4mm厚のスチール板を溶接

5 L字形状の金具でフレームと4mmスチール板をボルトで固定


 といった感じで作っていきますと?




     { こんなカタチのシートフレームになりました! }




 
実際にベニヤのベース板を完成したシートのフレームにボルトで固定し、メインフレームにもボルトで固定すると・・・


「これならかなりイケるんじゃない~?」 (自画自賛)


 思った以上にガッチリしていて、なおかつ適度にベニヤ板がしなり、走行時の振動を和らげる・・・
 
「太いメインフレームと金属パイプ製のシートステーをボルトでガッチリ固定した上で体重を広い面積で柔らかくベニヤ板で支える作戦」は大成功!


続いて、気分良く「ハンドルの角度調整」でもしようと車体に寝そべりペダルを回そうとしたところ・・・


「当たる!膝が・・ハンドルに当たってペダル回せない~(泣)」   


そうなんです。今まではシートの位置が決まっていなかったので仮固定したハンドルで何とかなる気がしていたのですが、現実は厳しい・・・。

 往生際が悪いようですが、手持ちの長さが異なるハンドルステムを付け替えてなんとか膝を逃がせないか?とハンドルバーの位置や角度を試してみましたが全てアウト!

以前分解した「Town Fiver号」 のハンドルバーを流用する目論見は断たれました。(わりと乗り易そうなハンドル形状だったので少し残念です・・・。)

続く










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