0から1を作る時。ロングセラー商品「俺の財布」の誕生秘話を語る。 | 日本一freedomな美容師の語りBAR

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日本一自由な幼少時代を過ごし、少々funkyなサロンを営む事5年。
今日までのアドベンチャーライフを綴ると共に、YouTube上に存在するユーチューBAR「語りBAR freedom」ではオーナー自ら語っております。

さぁ、今日は、うちのブランド「MY HOBBY」について少し喋ろうかな。

 

original leather 「MY HOBBY」というブランドを立ち上げ、美容師と革職人という二足の草鞋生活に突入して4年が経った。

 

俺の場合、革をやり始めたきっかけは前にも書いてるけど先輩の影響が大きかった。

 

そこからは自分で独学で世に出回っている既製品の作りを研究したり、本を見たり、ネットで調べたり。

 

そんな状態から日々コツコツやり続けてみたら、述べ400人を超える人たちが購入してくれる作品が産まれた。

 

その作品はどうやって産まれたのか。

 

どういうやり方でここまで来たのかを話してみるね。

 

とは言っても、俺の場合はほぼ独学。

 

だから、あぁした方がいいいとか、こうした方がいいって話ではなく、あくまでも俺が実践してきたことを話す。

 

それらが物作りをする上で、何かの力になれるならそれは嬉しいね。

 

じゃあ、そろそろ本題に行こうか。

出会い

すでにレザーをやっていた大先輩との何気無い会話から始まったんだ。

 

「お店のマネートレイを作りたいんですよね」

 

「革で自分で作ってみたら?」

 

手作り。ハンドメイド。

 

自分のお店に自分で作った物を置けるっていいなー。

 

その瞬間、イメージが湧いた。

 

何が必要なのかを聞き、ホームセンターやネットで道具を揃え、先輩にも教わりながら本やネットで基本のやり方を覚えた。

 

本業が終わってからは黙々と、日々夜中まで革を切る。

 

まさに寝るのを忘れて毎日作り続けた。

 

こんな日々がいつまでも続いたんだ。

コツコツ

最初はコインケースから始まり、ペン立て名刺入れメガネケースからコーム入れなどなど。。

 

これは本当に初期の頃に作ったカード入れだね。
カードケース

手作り、キーリング

手作り、キーリング

 

頼まれたキーリングを作ったり、毎日必死だった。

 

カードケース、コインケース

ペン立て

マネートレイ

革、ハンドメイド

だんだんと少しづつ作れるものも増えて、小物であればイメージが湧けば作れるようになっていった。

 

そうすると今度は友達や家族、お客様などから作ってほしいもののオーダーが入るようになり。

 

正直、人様のオーダーに答えられるようなレベルではなかったけど、断るのがイヤで頼まれるの

が嬉しくてそれこそ必死で作り続けた。

 

出来上がって渡した時の喜んでくれる顔がたまらなく嬉しくて、しかもお金まで頂けるなんて。

初めての連続で楽しくてしょうがなかったんだ。

 

しばらくはそういった具合で、思いついたら作品を作り、たまにオーダーを頂いた物を作ったりしながら物作りを楽しんでたんだよね。

成功体験

そんな時、「minne」というハンドメイドの作品を販売できるサイトがあるのを知ってさ。

 

試しにそのサイトに、前に頼まれた「名刺入れ」を出品してみたんだよね。

 

他にもいくつかの作品を並べて、数日様子を見てみたんだ。

 

そしたらさ、突然名刺入れが一つ売れて。

 

これが本当に嬉しかったな。

 

記念すべきネットでのお客様第一号

 

何故かわからないけど、それからは面白いように注文が入るんだよね。

 

あれは何故だったのか。

 

分析してみると、注文が続いた期間中に、この名刺入れがminneのトップページに載ってて

ね。

 

見られる数が多ければ、購入される確率ももちろん上がる訳で。

 

あともう一つの理由は値段。

 

当時、革製品にしては破格の値段で1個作るのに1時間かかる名刺入れを1400円で販売してた。

 

手間やコストを考えれば割に合わないよね。

 

でも、そんな事は関係なく。

 

何よりもまず、「自分が作った作品が売れるんだ」っていう成功体験が何よりも大きかった。

俺の財布

俺の財布、ハンドメイド

失敗に失敗を繰り返して。

 

夜な夜な作り続ける日々。

 

前にも書いたけど、(まだ見てない人は後でここからポチッと見てみてね)ちょうどその頃

イフスタイルの変化もあって自分が欲しいと思うものや、使いたいと思うものが変わってきた時期でさ。

 

自分がどんなものを欲してるのか。

 

どんなものがあれば使いたいと思うのか。

 

こんなワードを頭ん中に並べて、思いついたら作る。

 

イメージと少しでも違えば作り直して、また0から始める。

 

その間、どれだけ革を無駄にしたかはわからない。

 

革も決して安くはないからね。。

 

そんなこんなで「俺の財布」が出来上がって、実際に使ってみたら俺にはパーフェクトだったんだ。

俺の財布、ハンドメイド、革

そしたらまたそれを名刺入れの時と同じようにminneに載せてみた。

 

初めは7000円からのスタートでね。

 

そしたらびっくり。

 

即日に売れた

 

そこからは二日に一個注文が入るぐらいのペースで売れていったんだ。

 

本当にありがたいよね。

 

これはマジで嬉しかった。

 

オーダーが重なり、毎日毎日営業が終わっては作り続けて発送する。

 

喜びの声が届く。

振り返ると

失敗ばっかり続くとさ、モチベーションも下がってくるし、革買うにも金がかかるし。

 

つまらないミスが続いたりして全部がパーになったりすると、何よりもまず自分に腹が立つんだよね。

 

ムカついて叫んだり、失敗作をぶん投げたり。

 

そんな日々の繰り返し。

 

そんな俺でも、やり続けてれば「最高です!」って声をもらえるんだって事を知った。

 

まずはやってみることで全体が見えてきて、さらに諦めずに試行錯誤して寝るのも忘れてやり続ける。

 

そこからどんな小さなことでもいいから、成功体験を積み重ねていくと。

 

いつか必ずそれが大きくなる。

 

今現在、俺自身まだまだこれからだし、成長中である事は間違いない。

 

物作りをする上で、大切な事を俺は「俺の財布」から教えてもらったんだ。

 

今は、オーダーが重なったりで営業が終わってからの俺だけの労力じゃ追いつかなくなってきて

さ、だから俺の財布も値上げをして新たなスタッフを招いて共に作品を作ってるんだ。

 

そのあたりのこともまた今度詳しく話すね。

 

ではでは。

 

life is freedom...