バンドと夢と音楽と。奇跡の出会いが導いてくれた渋谷のど真ん中で聞く「鶴」の音。 | 日本一freedomな美容師の語りBAR

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日本一自由な幼少時代を過ごし、少々funkyなサロンを営む事5年。
今日までのアドベンチャーライフを綴ると共に、YouTube上に存在するユーチューBAR「語りBAR freedom」ではオーナー自ら語っております。


久々にライブハウスでのライブに足を運んだ。

 

ご縁もご縁、タイミングもピタッとハマり。

 

何かに導かれるように、俺は渋谷にいた。

 

ゲストって事で入場させてもらい、熱狂するティーンってよりは人生のベテランたちと肩を並べ、リズムに合わせて体を揺らし、ビール片手に最高の時間を過ごした。

 

今日は、そんな話。

 

りく

 

うちのお客さんでも最古参組の大学生「りく」って子がいてさ、ギターが凄く上手でね。

 

高校生の頃から髪切ってるんだけど、最初に来た時から店にあるギターをかき鳴らして一緒に戯れてた。

 

歳を重ねるごとにグングン上手くなるそのギターの音色が俺は好きだし、可能性を感じる。

 

って言っても、俺はギターはやってたけど、今じゃりくの足元にも及ばないレベルで、そんなのが何言っても説得力無いんだけど。。

 

昔、コンビ組んで店で一緒にライブやったりとか、店で流すBGMのCDを作る時も協力してもらったり、楽しみながら色々絡んできた。

好き

 

そんなりくがある時言ったんだよね。

 

「最近、「鶴」ってバンドにハマってるんですよ。」って。

 

でね、俺も昔タワレコでCDを手に取ってから鶴の存在は知ってたんだよね。

 

もう15年前からある3人組のバンドで、メジャーデビューしてから自主レーベルの「Soul Mate Record」を立ち上げて活動をしてて。

 

表舞台には出ないけど、日本中でツアーを繰り返しながら全国にコアなファンを持つバンドでメシを食っている素晴らしきバンド。

 

メンバーが皆、地元が埼玉の鶴ヶ島だからバンド名が「鶴」って言うんだ。

まぁ、そんな話をりくからは聞いてて。

 

時間を経ていくごとに、彼の中で「鶴」は完全にリスペクト対象になっていて。

 

心に刺さった「鶴の音」はきっと凄く深かったんだね。

 

奇跡

 

そしたらね、今度は違うお客様で「梶田さん」って人が登場するんだけど、こちらも初期の頃から髪を切りに来てくれてて。

 

梶田さんがフェスに行ったりとか音楽が好きなことは俺も知ってて、ある時いつものように音楽トークをしてた時だった。

 

梶田さん:「鶴ってバンドがあるんですけど、知ってます?」

 

俺:「えっ?知ってますよ!なんでですか?」

 

梶田さん:「幼馴染なんですよ、地元が一緒で。鶴のメンバーと。」

 

俺:「えーーー!!!そうなんですか?」

 

この流れだとそりゃーもう俺の中にはりくの存在が浮かんで。

 

「うちのお客さんの若い子が鶴大好きなんですよ!」

 

って話をしたら、梶田さんも本当にいい人で、メンバーさんにライブの日程やらを聞いてチケットを取ってくれたんだ。

 

しかも、「ライブが終わった後にもし時間があれば楽屋挨拶も可能ですよ」って言ってくれて。

 

そんな鶴さんと梶田さんの優しい心遣いに感謝しながらその日を待った。

 

渋谷

 

まさにりくもその日のライブのチケットを取ろうと思ってたみたいで、連絡した時には手が震えるほどビビってた。

 

そりゃーそうだよね。

 

俺も本当にびっくりで、嬉しくて。

 

いざ、当日は電車の中から緊張してて、「俺の中では神様なんで」とか言って超リスペクトモード。

 

渋谷はセンター街の狂ったように楽しんでる奴らを横目に、目指すは「渋谷クアトロ」。

GUがオープンした日で、活気に満ちたそのビルの一番上にあるクアトロ。

 

関係者ってことで入場パスをもらい、ワンドリンクのビールを流し込んだと同時に開演。

 

背中

 

この日は、鶴が47都道府県を周ってきた15周年ツアーのファイナルの日。

なんとも特別な日に居合わせることができてこれまたラッキー。

 

800人入れば満員になるライブハウスはギュウギュウ。

初っ端からエンジン全開感が伝わってきて、その楽曲には鶴の思いが詰まっていて。

 

最後尾に近い場所から見ながら、俺の心は震えた。

 

20歳ぐらいの頃から15年間、CDを出し続けて結果も出して、様々なフェスにも出演して、

 

今の今まで音を出してメシを食ってる人たちの覚悟と信念。

 

「楽しもうぜ」っていう生き様を感じさせてくれる鶴の音。

 

圧巻の「音」にしびれながら見る背中はかっこよかった。

 

サイン

 

ライブ終演後は来てくれたファンたちとの握手やサイン会があって、ほぼ全員が列になるからなんだかんだ1時間半ぐらい待って、一番最後に俺らも同じようにサインをしてもらって。

りくにとっては「神様」が目の前に現れて、緊張もしつつ一言二言喋り。

 

残念ながら全ての人たちに握手やサインでかなりの時間になっちゃってて、落ち着いてゆっくり話すことはできなかったんだけど。

 

「いつか是非、同じステージに立とうよ!」

 

って言ってくれたメッセージはりくにもしっかり刺さってたし、「また創作意欲が湧いてきまし

た」って言いながら嬉しそうな顔をしてた。

 

人生の大先輩が歩んでいるその道は、明るく眩く見えるけど。

 

目の前の壁を乗り越えながら進んでるのは皆同じ。

 

俺も「鶴の音」からそれを感じたし、もっと頑張ろうって思えた。

 

りくもきっと同じで、帰りの電車の中でもお互いにこれからやりたい事のトークが溢れ出して、余計に気合入っちゃってね。

 

何はともあれ、本当にいい時間に感謝。

 

梶田さん、りく、そして鶴さんにありがとうだね。

 

機会があれば「鶴」聞いてみてね。

 

俺が好きなのは、「グッドデイバッドデイどんとこい」とか「ニューカマー」も好きだな。

 

まぁ、是非是非。

 

life is freedom...