「会津人が新たなる味との出会いと感動を求めて他地方のラーメンを食べ歩くシリーズ」、287回目は「手打中華せきた」さんからのレポートです。(福島県西白河郡西郷村字道南西93 豊作ビル 1F)
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前回レポートしたかづ枝さんの向かいにあるお店です。
いただいたのは醤油ラーメン(700円)
先のかづ枝さんの1杯に比べれば地味な様相だし値段は150円高いしオヤジさんは赤鉛筆片手に競馬新聞読んでるしで「やっちまったか」と覚悟しましたが!
いや~この1杯は美味しかったですね~。
麺は「多加水平打中太縮れ麺」御主人(もうオヤジさんとは言わない!)によると白河ラーメンの麺の9割は手打ちといってもフェイクだそうですがこちらは正真正銘の手打ち!
薄くて角が立っているので舌の上をチリチリと心地よく刺激し透明感のあるその様相からは想像も出来ないくらいの、まるで全粒粉並みの風味が噛むほどに溢れ出てきます。
スープのベースは会津地鶏。野菜の甘味を引き連れ口の中を潤いたっぷりに満たしてくれます。若干ピュアすぎるかな!?という思いを1歩前に出たカエシのギリッとした味わいが留めるおかげで少しも物足りなさを感じさせないのがいいですね。
これでもう少し大きなチャーシューが乗ってたら、或いはもう一枚多くあったら大絶賛してますね~。今まで食べた「とら系」の中でもトップレベルの美味しさです。
僕の中では学校の近くのラーメン屋さんは美味しく駅の近くはイマイチというジンクスみたいなものがありましたが(笑)これだけのクオリティの1杯はお見事!
甲子トンネルを抜ければ割りとすぐのお店ですので若松の方々には是非ともおすすめしたい1杯でした!