今日も仕事で喜多方市に来ておりました。
たまには幹線道路沿いのお店ではなく路地裏のラーメン屋さんを探してみようとけっして取り回しのよくないハイエースをあてもなくくねくねと走らせて見つけたのが「ひさじ屋」さんです。
それでも喜多方老麺会の会員なんですね。いままで全くのノーマークでした。
中華そば（大盛り650円）、非常に濃い色のスープですね。でも香りはほのか、僕がなにかと縁のある「本宮市」や「白河市」にこういったラーメンが多いんです。
麺は喜多方市では標準的な太さの「中太多加水縮れ麺」、まるでスープの中で煮込んだ感じで麺の色も非常に濃いんですよね。会津若松市では見かけない麺だと思います。
スープは「ちょっとしょっぱめ」の会津地方のラーメンに慣れている僕にはちょっと薄めに感じます。豚ガラと野菜や生姜のうまみと香りがほのかに感じられるやさしい味のスープです。
雑味やえぐみをきれいに取り去った清々しさも感じられますね。細くコリコリした歯ざわりのやはり薄味のメンマは「白河ラーメン」風、チャーシューは醤油の濃い味が「ギリッ」と効いた下の上で「ビン」とたつしょっぱめの味付けでこれがスープと相反するアクセントになっています。
昨日の「菊水」さん同様箸の先で「ほろっ」とちぎれ口の中で「ふわっ」ととろけて噛む度に醤油の味がにじみ出るやさしい歯ざわりとダイナミックな味付け、両方兼ね備えたなかなか完成度の高いチャーシューだと思います。
しょっぱいラーメンや脂っこいラーメンが苦手な方にはきっと満足いただけるラーメンだと思います。
今日の腕時計：セイコー ５スポーツ スピードタイマー 6138－0030