3年ぶりの来客 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 その方は35歳の時、4か月前に右の脇にできたしこりが気になるので診てくれと、ひがき乳腺クリニックに来られました。「すでに他院で診てもらって良性と言われ、大きさも変わってないのだが・・・」とのことでした。

 私は2個並んであるそのしこりは、多発性の線維腺腫だと考えました。マンモグラフィでも異常はありませんでしたが、少し硬めだなとは思いました。

 穿刺吸引細胞診をしたところ悪性と出ましたが、針生検をしたところ異型上皮でした。広島市民病院乳腺外科で腫瘤を摘出したところ乳がんだったので、その後、乳房全切除とセンチネルリンパ節生検をうけられました。病理検査の結果は8㍉大のルミナールタイプの浸潤がんでした。

 術後はゴセレリンの注射とタモキシフェン内服をしていただきました。その方は術後2年の時、地元の関西に帰られました。

 この度、3年ぶりにその方から電話がありました。「最初にがんがあったところに小さなしこりが触れるので主治医に言ったところ、小さすぎるので様子を見ましょう」と言われたそうです。

 今通っているクリニックは、地元でも人気があってCT検査もできるそうです。しかし、造影CTも細胞診もしてくれないと言われたそうです。

 造影CTはリスクと煩雑なわりに収入が少ないので、開業医ではしないところが多いようです。結局、その方はわざわざひがき乳腺クリニックに来院されました。

 3㍉大のリンパ節だと思いましたが、念のため穿刺吸引細胞診をして良性だと確認させていただきました。その方が、これからもこちらに来るというありがたい申し出を、私の引退を理由に断らせていただきました。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。