造影MRI検査のお手柄(25) | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 50代前半のその方は、1年前に8年ぶりのマンモグラフィ検診で右乳房の結節を指摘されたために、ひがき乳腺クリニックに来られました。エコーでは多発嚢胞と思われましたが、念のため造影MRIを行いました。

 その結果は多発嚢胞だけでなく、右乳腺に10㍉大の乳管病変が疑われると指摘を受けました。後日、その所見に基づいてエコーガイド下に穿刺吸引細胞診をしましたが良性でした。

 半年後、自覚症状もなく視触診も異常なしで、エコーの所見も変わらないように思えました。しかし、気になったのでもう一度造影MRIをすることをお勧めしました。

 結果は乳管内病変がより拡大しているとのことでした。二度目のエコーガイド下穿刺吸引細胞診では悪性と出ました。

 そこで広島市民病院乳腺外科で日帰りで乳房温存手術が行われました。病理検査の結果は3㍉大の浸潤がんでした。

 トリプルネガテイブのため、追加切除とセンチネルリンパ節生検後は放射線治療のみ行うこととなりました。5㍉以下の場合は化学療法が省略できるので、造影MRI検査を繰り返してよかったと思われました。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。