肥満にご注意 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 50代半ばのその方に、23年前に私が広島市民病院で乳がんの手術をさせていただきました。トリプルネガテイブのT2N1M0乳がんに対して術前化学療法が試みられました。

 しかしパクリタキセルの投与中に、肝機能が悪化したため化学療法を中断し手術となりました。手術は乳房温存術と腋窩郭清が行われ、腋窩リンパ節に1個の転移が確認されました。

 術後はタキサンを諦め、FEC75後に放射線治療を行いました。この度、1年ぶりに検診に来られたその方の第一声は、「心不全で死にかけました」でした。

 私はすぐに、化学療法薬のアンスラサイクリンは心毒性があるので、それによるものかと思いました。すると、「「肥満が原因」と言われました」、とのこと。

 10年前のその方の体重と比べて、昨年までは6キロ増えていました。私の印象では乳がんの手術をうけられた当時は、今より10キロ以上は軽かったように思われます。

 ご本人は改心して、昨年より3.5キロ体重を落とされていました。しかし、それでも以前に比べると体重は多めです。

 女性にとって体重を落とすことが、いかに大変かがよくわかりました。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。