自覚症状、マンモ、エコー、MRIによる乳がん診断 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 70歳のその方は、左の乳房の痛みのためひがき乳腺クリニックを受診されました。左の乳房に硬結を触れましたが、マンモグラフィでは右乳房に局所的非対称(FAD)を認めるのみでした。

 エコー検査では、左の硬結とは別の部位に線維腺腫と思われる結節が確認できました。このように触診とマンモグラフィとエコー所見が異なる場合には、私は造影MRIを行います。

 その方の造影MRI検査の結果は、右の1か所と左の2か所に早期濃染域を認め、非浸潤がんが疑われました。そこで、エコー検査で線維腺腫と思われた結節の穿刺吸引細胞診を行うと、悪性でした。

 広島市民病院乳腺外科で、左は乳房全切除とセンチネルリンパ節生検、右は乳房温存手術が行われました。結局、エコー検査で線維腺腫と思われた結節は、2ミリの浸潤径の粘液がん、触診で触れた硬結と、右マンモグラフィのFADは非浸潤がんでした。

 自覚症状、視触診、マンモグラフィ、エコー検査、そして造影MRI検査は、どれも捨てがたいものだと思われました。

   

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。