全く同感です | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 私は医師です。政治には関心がありますが、どちらかと言えば素人に近いと自認しています。

 それだからこそ、どうして?と思えることがあります。8月15日、私は台風7号が接近する中、京都市内のガソリンスタンドでレンタカーに給油を試みました。

 10年以上電気自動車に乗っている私は、ガソリン価格を見て腰を抜かしました。そして、どうしてトリガー条項凍結解除をしないのか?と思いました。

 これだと、ガソリンを入れる方々から政府に入る税収が少し減る仕組みでわかりやすいのですが、今の補助金は石油会社にガソリン価格を下げてもらうために収めるお金で、とても不透明です。

 この答えは、「文藝春秋」「私の代表的日本人」(藤原正彦)の文中に出てきますので抜粋させていただきます。

 

ここ20年にわたり、政権与党のブレーンとは主に財務省や経産省の官僚、経団連そしてアメリカ帰りのグローバリスト達である。政権与党には何も勉強せずに国会議員になった二世議員が多く、知識や経験で段違いの官僚に全面依存するしかない。ところが頼りの官僚は所属する省庁の利害ばかり、経団連は大企業の利害ばかり、アメリカ帰りのグローバリスト達はいつまでたってもアメリカの利害ばかりを付度する。そのうえ政権維持しか頭にない首相は、必然的に党内有力者の意向を付度せざるを得ず、たとえ自らの理想があっても実行できない。ブレーンが官僚で、政権維持が首相の主目的となっていては、国の将来をしっかり見据えた大局観に立ち果断に実行する胆力など、とうてい期待できないのである。

 

 なるほど、と私は思いました。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。