苦渋の選択 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 「苦渋の選択」とは、「辛い思いや、苦い思いを抱えながら、やむを得ず選択すること」です。すなわち、簡単な選択ではなく、辛い思いを抱えたまま選択することです。

 人生は山あり谷ありといわれますが、私の過去を振り返ると谷のほうが多かったように思えます。乳がんと診断された方も、谷のほうが多いかもしれません。

 手術法、術後治療、再発後治療などで「苦渋の選択」をされることがあると思います。あとひと月で1年になるウクライナの国民も、戦争を選ぶには悩まれたものと思われます。

 それにしても、国連の常任理事国であるロシアの暴挙を、頼りにしていた国連ですら無力だと知らされた1年でした。平和的解決という言葉が、むなしく聞こえます。

 ひがき乳腺クリニックに来られた患者さんが、ポツリと言われました。「正月に30代の甥っ子たちと話をしたら、皆、日本が攻められたら戦わずに降伏したらいい」と。

 これも一つの意見です。しかし、植民地化した社会に、今の日本の若者たちが順応できるかは疑問ではあります。

 もう一つの対極にある意見は、攻められたら交戦する、という考えです。平和憲法のもと、今までの日本は防戦しかしてはいけないとされてきました。

 しかし、ウクライナを見ていると、防戦のみではどうしようもないことを知らされました。岸田首相が、防衛費を大幅に増やすことを提案されています。

 被爆地出身の平和主義者の首相も、国家を守るための「苦渋の選択」かもしれません。あとは、いかにそれを国民に丁寧に説明して同意してもらえるかだと思います。

   

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。