広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
アンスラサイクリンやタキサンなどの化学療法をされた方は、3週間毎に点滴をされることに疑問をもたれたと思います。しかし、実際に治療が始まると納得されたと思います。
一般的に白血球減少などの骨髄抑制は、化学療法施行後の数日から1週間(ときに10日)の間にもっとも強く出ます。しかし、それからゆるやかに回復して3週間たてばほぼいつもの状態に戻ります。
術前化学療法をされた方なら実感されるでしょうが、手に触れていた乳房の腫瘤は化学療法を始めると小さくなります。そして様々な理由で次回の化学療法の開始が遅れると、腫瘤は再び大きくなることがあります。
そこで副作用をG-CSFといって白血球を増やす注射を併用し治療効果をより高めるために2週間間隔で行うドースデンス治療もあります。言い忘れましたが、最後の術前化学療法が終了して3週間で手術をする目的は、化学療法の最大効果が得られ副作用も許容範囲内と考えられる最適な時期だと考えられるからです。
この度、ひがき乳腺クリニックに来られている患者さんが、3回目のワクチンの副反応について語られました。72歳の方は2週間、80歳の方は1週間、様々な症状でご苦労されたそうです。
私は世の中に何の苦痛もない治療はないと思います。要は、その治療の目的が何であるかです。
そして、許される範囲の副作用なら歯を食いしばっていただきたいと思います。私の感覚ではアンスラサイクリンやタキサンを使い始めて患者さんの予後は明らかに向上したと思うからです。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。