広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
10年前の3.11の直後、私は単身スイスのザンクトガレンで開かれた乳がん学会に参加しました。私は、「乳がんの肺転移は適応を選べば手術することにより予後を改善する」という発表をしました。
学会の最終日には、全世界から集まったそうそうたるメンバーたちによるコンセンサスミーティングが開かれました。その時、今や当たり前になったバイオマーカーによるサブタイプに分ける提案がされました。
そして、オンコタイプDXやマンモプリントによる遺伝子検査で、化学療法の適応を選ぶことも議題に上がりました。すなわち、ホルモン療法に化学療法を加えるかどうかを悩む際に、この検査をすれば選択の手助けになるというものです。
なぜならば、遺伝子検査の結果ごとの予後も判明しているので、再発のリスクがスコア化されているのです。この検査を受けるためには、今までは40万円余り(円の相場で変動しました)自腹を切るしかありませんでした。
来月からは保険で認可されたのはありがたいことです。この検査により、念のために化学療法を受けていた患者が、受ける必要のありなしに分かれことになればいいと思います。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。











