広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
70代の女性が、ひがき乳腺クリニックに来られました。その方は、以前、広島市民病院で、私の診察を受けられたことがあるそうです。
私がまだ若かったころ、マスチゾールという注射がありました。この注射は乳腺症のために、乳房が腫れたり痛んだりしたときの特効薬でした。
ところが、いつのまにか、マスチゾールは製造販売がされなくなりました。私は、多くの乳房痛を訴えられている患者さんに、どうしたものか悩みました。
そんな時、複数の先輩の先生方から、乳房痛に対するスポーツブラの有効性を教えていただきました。私は、馬鹿の一つ覚えのように、患者さんにスポーツブラのお話をさせていただきました。
おそらく20年前、その患者さんは乳房痛のために、私の診察を受けられたのだと思います。その方が、同じ症状のために、ひがき乳腺クリニックに来られました。
視触診、マンモグラフィ、エコー検査では所見がないことを、その方に説明した時でした。その方は、「以前、先生が勧めてくれたスポーツブラはダメでした」と昔の経験を話されました。
以前はその方のお役に立てなかった私のもとに、また来てくださるなんて、私はその方が神様に思えました。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。