ウイズ・コロナの世界で⑭ | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 新型コロナウイルス感染が再燃している今日、誰もが思うことは初回と違って皆が無防備だということです。その原因の一つは、最近は感染者のほとんどが若者で、まず命に別状はないと思われるからだと思います。

 しかし、すでに死者が1000人を超えたともいわれる新型コロナウイルス感染症は、ただものではありません。そんなある日、一人の患者さんがポツリとこう言われました。

 「こうなると、自分で自分を守るしかありませんね」と。

 その方は3密を避けることは勿論のこと、携帯用の扇風機を持ち歩いているそうです。そして、絶えず自分と接近してくる他人との間に、風を起こしているそうです。

 一つ間違えれば、命を落としかねない病です。いくら、国が頭を下げても、皆がそれを守れるわけではありません。

 私も、その患者さんに大賛成です。ウイズ・コロナの世界で生き残る人たちは、そのような努力をされている人たちのような気がします。

 1971年に、「アンドロメダ」という映画が封切られました。アンドロメダ病原体が蔓延する中で、お酒のみの老人と乳幼児の二人が生き残るというストーリーです。

 それ以上書くとネタバレになりますが、このような映画は、生き延びるヒントを私たちに与えてくれるかもしれません。

  

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。