えっと、すみません。神(ジェロ)の退場の前に、フェルゼンとアンドレのことをちょっと書きたくなったので書かせてください。(話はしょうもないです。)
馬車襲撃で、「彼方か~らやぁってきたぁ~正義の~味方フェルゼン」が、オスカルとアンドレを救ってくれます。
これって、画面はかなり違いますが、かっての昔の王太子妃落馬事件の時と同じ構図ですよね。窮地に落ちたアンドレをオスカルがなんとかしようとした時、正義のために死ねるフェルゼンが立ち上がってくれる。
でもって(私見ですが)この時オスカルはフェルゼンを好きになる(というか尊敬できるたいへん好ましい男性だと思う)
で同じ構図の馬車襲撃の時は、「まえはこんなではなかった。」前にはあった幼馴染の鎖が解けていて、アンドレが一番大事な人間だと自覚する。
それでね、「わたしはだいじょうぶだ。逃げろ、オスカル、アンドレ」のフェルゼンのセリフなんですが。
「逃げろオスカル」だけでなく「アンドレ」もついていることを言いたいのです。
なにを言いたいかというと、オスカルとアンドレは身分違いです。フェルゼンは、その前の場面で「わたしのアンドレ」でオスカルの気持ちを察した。でも、それだけだと身分違いの愛など薦めるわけにいかないから「逃げろオスカル」だけでよくない?
つまり、わたしが言いたいのはフェルゼンは「アンドレがオスカルを心から愛していることをすでに知っている」のではないか?ということなのです。
ここでのフェルゼンはアンドレの気持ちを知っており、オスカルも同じ気持ちであることを知っていて、アンドレの恋が成就したことを祝福?応援?している。(自分も身分違い&不倫の愛だから)
そう、フェルゼンとアンドレは結ばれない愛を抱える仲間なのですね。恋愛同盟。
フェルゼンとアンドレの会話はほとんどないのですが、ここのこのたったひとことから「男たちの敗北」というSSを書きました。これはフェルゼンとアンドレしか出てこないので需要がないし、AのD問題を含むので、しょうもない話をまた書いてしまった、怒られるかなぁと思っていたのですが、🔔🌹一部の「通」の方にとてもお褒め頂いて、たいへんありがたく思っておりまする。
まだまだアンドレとフェルゼンはセリフはないんだけどシチュエーションはあります。フェルゼンが朝早くジャルジェ邸を訪れる。
「誰だろう?こんな朝早く」 うん。それはもちろん朝帰りよ!じぃに叱られるから、〇〇友達のアンドレのいる屋敷に寄ったのよ。
あと、独立戦争から帰って、オスカルは握手した後、ツンデレだけど、アンドレとはその前に喋っている。
このへん、まだまだいろいろ想像できるんだよね。
あ、私、フェルゼンの友情(オスカルに言った男と女の友情)は全く信用してませんから。
特殊な例は別として、思春期を過ぎた男は、女と真の友情なんて結べません。つうかね、男は女の裸(身体)を無視なんてできないですよ。現代でもそこらのコンビニにもビジネスホテルのビデオにも女の裸が溢れているように。
オスカルさまは男装でグラマラスじゃないから違う?いーや、男は彼女(妻)の裸だけ見てれば満足という動物じゃないから。
アランが健康診断のとき、「まともな女かどうか」の中身に触れて、アンドレの鉄拳をくらったように、男か女の線上に触れていればいるほど、(好きかどうかは別としても)むしろ強い関心、興味を掻き立てる。
宮中でも絶対ですよ。美しい軍服の中身に興味ない男なんていない。どんなに紳士を装っていたとしても。
従僕アンドレは宮中でもよく聞かれたと思うよ。オスカルの中身について。肌を見る機会があるのかって。
でもってアランと違って宮中で貴族諸氏をぶん殴ることはできないから、聞かれたことの交通整理に忙しい。
「あーー、はいはい。オスカルはちゃんと女です。ああ、その件につきましては上半身も下半身も通常です。はあ、伯爵家の令嬢ですからその件については過不足なしと・・・。」
などといろいろ言いぬけていたと思います。(相手の状況によっては艶話をせざるえないことも)
フェルゼンは女に不足しない超モテ男なので、ゆとりある風情で過ごしていたでしょうが、絶対興味あります。
実際、落馬事件後オスカルが女と知って「どうりで線が細すぎる」って言ってますから。女とわかった瞬間、彼の想像を含む女体図鑑に乗っかるからね。女と親友はありえない。(と私は思います)
フェルゼンはダンスの名手。この時代、ダンスが上手な男性は、日本の80年代のサーフィン、スキーが上手な男性と同じ。(すみません。古い人間なので現代日本で今何をやるとモテる男なのか知らんのです。お許しを)ともかくもダンスが上手なフェルゼンはメチャメチャモテる。オスカルさまでさえ、一度は踊ってもらおうと思うほど。
アンドレも踊っているんだよね。ロザリーとね(( ;∀;))
あ、あと、フェルゼンとアンドレが話していると思われるシーンあった。
間抜けなフェルゼンが王妃さまとの逢引きから離れて、アラン達衛兵に捉まる。アンドレはオスカルに「西の門は衛兵が少ない」と伝えてやれとフェルゼンのところへ行くシーン。フェルゼンと話した後、兵舎監禁のシーンに突入だから、アンドレにとっては「おれは死ぬぞ」のシーンだけど。
こういうふうに、フェルゼンとアンドレは話しているシーンはほとんどないのですが、話していても不思議はないシーンは結構あるので想像を掻き立てられてしまうのです。