すみません、ロザリーの育ての母はニコラでなく、ニコールでした。ニコール・ラ・モリエール。アニメ設定。

生みの母ポリニャック夫人は史実ではガブリエルと呼ばれていたようなので、ここからは、ガブリエルとニコールと呼んでいきたいと思います。

なんか考えていたんですが、ニコールってそんな超S級良い人でロザリーを育てていたんじゃないのかも。憎い恋敵の子どもと考えたら、そんな善良性だけで育てられないもの。

ニコールは、サン・レミー男爵を心底愛していて、愛する人の子どもだからロザリーを引き取ったんだよね。バロア家の最後の貴族、サン・レミー男爵、悪い奴だけど。フェルゼン並みにモテ男度が高かったと思われます。予測だけど、ガブリエルとニコール、どちらも男爵の本命じゃなかったかなあ。

悪女のガブリエルと善女のニコール、見かけは反対だけど、この構図はロザリーとジャンヌに引き継がれます。正邪反転するのがいいですね。

 

パリのロザリーの家ですが、やっぱりあれはジャンヌを産む時、お手つき女中のニコールがサン・レミー男爵から頂いたと考えるのが良さそう。

ガブリエル(ポリニャック夫人)がニコールに匿ってもらってロザリーを産んだ家と考えてみる。

 

ジャンヌが家出して、ニコールがガブリエルの馬車で死んで、ロザリーが復讐に家を出て、

ジャルジェ家にご厄介になって数年、無人だけど、住む権利を失ってないし、貸家じゃないよね。

18世紀とはいえパリの1等地だし、子ども2人抱えたシングルマザーが買えると思えない。

 

1巻から出てくるこの家、ベルばらの重要な拠点だよね。オスカルが黒い騎士を追ってパレロワイヤル前で殴られて倒れる。でもって誰かに手頸を掴まれて、自分の肖像画のある家に導かれて気絶。この家がここ。

導いてくれたのは、隣のおばさん。可哀想なピエール坊やの母。たぶん、このピエール坊やの母がロザリー不在時、この家を管理していてくれた。オスカルは、あのベルばらの中でも超有名な具なしスープをここでご馳走になる。この隣のおばさん、ありがたい存在だ。たぶん、この時このおばさんがロザリーに、ここは大丈夫だからジャルジェ家に戻るように勧めてくれたんだ。(アニメでは戻らないけど。)

そしてこの家は、ベルナールを連れてロザリーが戻る家となり、あのジャルジェ将軍に成敗されそうになってオスカルがアンドレに告白した後、ロザリーとベルナールを訪ねるその家となるんだよね。その時はサン・ジュストが下宿。

案外、この家、大きいのかもね。今まで隣のおばさんの好意でロザリーはここにいたと思っていたけど、権利関係、意外に逆かも。ニコールが隣のおばさんに実は貸していたのかも。

いやー、家があるのはありがたいよ。いつの時代、どんな場所でも、家って信用がないと貸してもらえないもの。保証人とか必要だしね。

オスカルさまはこの戦闘が終わったら結婚式だと、アンドレに仰っていたけど、どこに住むつもりだったんだ?この家?

少なくともこの家を拠点にして新居を探すつもりでいたよね。