時間が開いてしまいましたが、続いています。

 

ここで、うちの執事見習い(息子)が、「たまたま思春期で女装を抜け出したからよかったけど、そのまま女として生きるとか言い出したらどうするんだ!」というツッコミが入ると思います。

うちの執事(夫)も白いワンピースを買ってやることに反対した理由はそこでした。

 

でもね、でも!

大丈夫だと思いますよ。

三橋順子先生の本、「歴史の中の多様な『性』」によれば、成年になっても異性装を抜け出せないガチな性の人は2パーセントだそうです。この数字は、三原順子先生自身がMtoFであり、その研究者なので、統計なんかでなくて実感としてもかなり信用おける良い数字だと思います。先天的に性決定の遺伝子が違っている人や、後天的に「どうしてもどうやっても自分の性が社会的な性と異なっている!」と感じる人の数が2パーセントということです。

でもって、「歴史の中の多様な『性』」の150ページにそういう生まれた性と社会的な性がどうしても合わない男と女の結婚の例が載っています。お亀と仲次郎の明治14年の結婚だそうです。お亀はお亀の兄2人が早世したため、女の子として育てれば元気に育つという風習にのっとって女児として育つが成年しても女の子の自認が抜けなかった。

仲次郎はその逆で、同様の理由で女児なのに男子として育てたが、大人になっても男子の自認になってしまった。

この2人が、一人息子である亀太郎(お亀)に3歳上のお仲(仲次郎)を嫁に迎えるかたちで祝言となったそうです。

その時は、とりかえばやで、女装していたお亀は男装させ、男装していた仲次郎は女装したらしい。

明治16年秋にお仲が死産したため、両親が落胆し、そのため1917年に5月に不縁になったが、その後、間に人が立って再縁してめでたしとなったとのこと。

 

すごい話だ。もちろん実話。明治17年に「奇縁」という題名で読売新聞に載った話だそうです。

でも、その2パーセントの人は、絶対に一生かけても自分の男性性と女性性を上手く補完してくれる、天から与えられた相手を探さないとなりませんよ。

まあ、残り98パーセントの人も同じですけどね。自分の男性性と女性性を上手く補完できるような相手を探して、その関係を長く続けていけることが、その人生の幸せに結びつくと思います。

 

だから、子どもが女装(男装)をしたがっても、なーんも心配することないですよ。私はそう思います。

だって、恋愛して結婚することも奇跡なんだし、その後もずーっと一緒にいられることも奇跡的です。

そういう相手を探すことがとっても重要。

 

前にも書いたと思うんだけど(どこに書いたか思い出せない)人生なんて、選べるのは配偶者と仕事だけです。生みの両親を選ぶこともできないし、生まれる子どもを選ぶこともできません。一生かけて配偶者と仕事を選んでいったっていいと私は思いますよーーー。

でもって、配偶者選択と仕事選びに成功すれば、その人の人生はかなり幸せだと思う。

まあ、18世紀のカトリックとかの宗教じゃなければ、離婚もできるし、転職はもっと簡単だからねー。

選び直しも可能だから、あんまり深く考えずに結婚してみるのも方法だともうBBAである私は思いますねーーーー。