SBS<グッドパートナー> ナム・ジヒョン「チャン・ナラ先輩は欅(けやき)のように見守ってくれたよう」(インタビュー①)

 

 

 

本人は否定しているが、<グッドパートナー> ではハン・ユリのようなしっかりした面を見つけることができた。
 
先月20日に放送が終わったドラマ <グッドパートナー>。ナム・ジヒョンはロースクールを首席で卒後、法律事務所テジョンに入社した新入弁護士ハン・ユリ役で熱演した。ドラマの序盤、不正を見ると我慢できないハン・ユリが、会社の利益と効率を優先に考えるチャ・ウンギョンとぶつかりながら離婚専門弁護士に成長する過程を描いた。
 
<グッドパートナー> は離婚訴訟が天職のスター弁護士チャ・ウンギョン(チャン・ナラ)と、離婚を扱うのは初めての新入弁護士ハン・ユリ(ナム・ジヒョン)の法廷事務所ドラマで、7話は最高視聴率17.7%(ニールセンコリア全国)を記録。この夏、最も話題になった作品だ。 
 
先日、ソウル江南区論峴洞のカフェでナム・ジヒョンに会い、視聴者に多くの愛を送ってくれた<グッドパートナー> とハン・ユリには感謝していると伝えた。また、自分はハン・ユリよりチャ・ウンギョンに共感して撮影していたと笑った。ナム・ジヒョンは、ケヤキの木のように自分に安らかな安らぎの場所になってくれたチャン・ナラと年末のSBS演技大賞でベストカップル賞を受賞したいと抱負を語った。 

 

 
視聴者に愛されて <グッドパートナー> が放送終了した。
思った以上に愛されて、ありがたかったし驚いた。日常の中で誰もが経験する話を扱い、多くの方が共感してくださったようだ。自分はコメントや視聴者の反応をあまり確認しない方だが、今回はリアルタイム視聴者のコメントを確認した。視聴者がいろいろなシーンを見入ってくれて力になった。
 

地道に年に1作品ずつやっている。<グッドパートナー> はどんな作品だったか?
<グッドパートナー> は慰めになった作品だった。暑い中で撮影して疲れもたまり体力も落ちていた。しかし、撮影現場では末っ子として可愛がられた。
 
また、この数年、ジャンル物をたくさん撮った。ジャンル物はどうしても感情的にあおる部分があるが、今回は実生活に近い話で気が休めた。いろいろなジャンルをやってみようと思うようになった。
 

チャン・ナラは、ナム・ジヒョンが木のように堂々と立っていたので、チャ・ウンギョンというキャラクターを作れたと語っていた。
私もチャン・ナラ先輩を見て、ハン・ユリというキャラクターを確かなものにできた。ハン・ユリは信念はあるが、社会生活があまりできなくて視野が広くはない。そのためチャ・ウンギョンとの葛藤もありミスも犯す人物だ。初めのうちはハン・ユリが憎まれるのではないかと心配した。それで迷いがあった。

ところが、ナラ先輩がハン・ユリはこの社会に必要な人だと言ってくださった。その言葉を聞いて我に返った。台本のハン・ユリをそのまま表現すれば、視聴者の方もナラ先輩のように思ってくれると確信を得た。
 

チャン・ナラはどんなパートナーだったのか?
チャン・ナラ先輩はケヤキのような人だ。その感情を言葉で表現できないが、暖かくてふんわりと見守ってくれる感じだった。社会生活で感じる寂しさを包み込むような感じだった。
 

ハン・ユリとナム・ジヒョンはどれくらい似ているか?
監督は私がハン・ユリに似ていると言ったが、私はそこまでハン・ユリとシンクロ率が高いと思わなかった。ハン・ユリは私よりも他人に共感する能力が優れており、寄り添う気持ちが強い人物だ。社会生活だけはハン・ユリより私のほうが優れている。ハン・ユリより融通がきく。ハハ。

 

 

 

 

 

 

 

ナム・ジヒョン「<グッドパートナー> シーズン2? 呼んでくれるなら喜んで駆けつける(インタビュー②)

 

 

 

エピソードの中で記憶に残るものは?
台本を読んで本当にあった事なのかと作家さんに聞きたかったが、どうしても聞けなかった。作家さんは実際に離婚専門弁護士だが、おそらく放送できそうな話を扱ったのではないか? 現実はもっとひどいと言っていた。最も驚いたエピソードは2話の「キャンプ場不倫」だった。養育権を放棄して慰謝料を選んだのは、最初はハン・ユリと同じように理解できなかった。個人的に悲しかったのは、離婚訴訟中に自分の息子が実子ではないと知った父親の話だった。
 
 
シーズン2を期待するファンも多い。
まだ終ったばかりなので、シーズン2の踏み込んだ話はなかった。でも、シーズン2があるなら喜んで参加できそうだ。世界観が維持されるか、さらに繰り広げられるかは分からないが、呼んでいただけるなら喜んで駆けつける。
 
 
結婚観に変化はなかったか?
結婚はまだ自分には身近な話ではない。周りでも結婚していない人が多い。それで結婚離婚より、グッドパートナーはどんな人なのか、人間関係について考えてしまった。もう少し時間が経って <グッドパートナー> を見たらまた考えも違うと思う。

ドラマでも様々な関係を扱ったが、まず良い関係を作るには相手を一つの人格として尊重することだ。社会に出ると各々の職業と関係の中に「こうしなければならない」というものがあるが、それよりも「あの人はどんな人なんだろう」と考えたほうがいいと思った。
 
 
今年でデビュー20周年だ。
今年で30歳だ。世間もナム・ジヒョンが「成長した」と思っている。これからはもっと自由にしようと思う。今までは作品を決めるたびに深く悩み「これ、できるのだろうか?」と心配した。これからは気を楽にしようと思う。

<グッドパートナー> の撮影中に、私がSBSで出演した作品を集めてユーチューブに上げてくれたものを見た。映像を作ってくれたことに感謝しながら、ふと「私を20年間見た視聴者がいるだろうが、今まで退屈だったのではないか? 私を見守って下さるだけでも本当にありがたい」という気がした。「20年間、俳優活動したのならよくやったよ」という褒め言葉を聞いたことがあったが、その言葉の意味がわかった。こんなに愛してくださったのだからもっと面白く、楽しく活動しようと思った。
 
 
<グッドパートナー> で受賞したい気持ちはあるか?
年末の演技大賞でチャン・ナラ先輩とベストカップル賞をもらいたい。ピオさんとは「ベストクルー賞」? 出演陣全員が受賞するの。もしベストカップル賞をチャ・ウンギョン-ハン・ユリが受賞したら、ピオ兄さんにはご飯をごちそうする。
 

ナム・ジヒョンの人生で「グッドパートナー」は誰だろうか?
個人的には母が一番かっこいいパートナーだと思う。私が20歳になるまで一緒に仕事をしてくれた。年をとるにつれて母親に感謝している。今のところ誰も勝てない最高の「グッドパートナー」だ。

また、今、この事務所に入って10年になるが、会社のスタッフたちもグッドパートナーだ。本当にいい人たちがそばにいてくれて感謝している。

尹俊弼(ユン・ジュンピル)記者 yoon@bizenter.co.kr
 
 
 
SBSが制作した芸歴20年の総まとめ

 

 

マイラブ 2006年-2007年

ロビイスト 2007年パク・ウンビンちゃんの妹役

クリスマスに雪は降るの? 2009年-2010年キム・スヒョンさんの初恋役

ジャイアント 2010年 ヨ・ジングくんと

エンジェルアイズ 2014年カン・ハヌルさんの初恋役

ミステリー新入生 2016年 

あやしいパートナー 2017年