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俳優イ・ジョンソクの隠された魅力を垣間見られる撮影現場ビハインドシーン
editor カン・ミソン / photographer ナ・ソダム

 

 

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united color of ROMANCE
「おい、そんなに深みのある目で見るなよ」
映画<V.I.P>で、刑事チェ・イド(キム・ミョンミン)がキム・グァンイル(イ・ジョンソク)と初めて会った時のセリフだ。このセリフは実話なのか。イ・ジョンソク、彼は本当に人を深みのある目で見つめる。岩盤水が溜まったように澄んだ茶色の瞳で。Ce&のグラビア撮影現場で、蜜のように甘いロマンス中の彼に会った。

 

 

 

 

黒のトレンチコートで武装した #ロマンチック注意報
2月8日、延禧洞(ヨニドン)のスタジオは数十人のスタッフで混みあっていた。民族大名節が終わって町が日常の姿に戻りつつある頃、イ・ジョンソクとグラビア撮影の日になった。少しずつ太陽が赤くなってきた頃、他の仕事を終え大きな歩幅で爽やかに現場に入って来た彼は、忙しい中にも余裕がありゆったりしていた。

 

今、イ・ジョンソクはtvNドラマ<ロマンスは別冊付録>でキョル出版社の編集長役で熱演中だ。ひとことで言えば気難しい。整理整頓をきっちりし、仕事には周到で「血の契約」というシリーズ物で学生時代に名を馳せた。硬く閉ざした唇で多くを語り奥ゆかしい目つきで真心を伝え、センスの不足がちな女性には絶対に心を読めない人気の男。主人公でセリフが多い。何より「相手の心を察してそばで守る恋愛」を選んだ彼の感情描写がドラマをリードする。

 

タイトルだけ聞くと甘ったるい十代の皮肉な恋愛小説に思えるが、実は経歴を断ち切られるシングルマザーのすさまじい現実、就職準備生の苦悩など社会問題も含まれ、一度見ると抜け出せない魅力の作品だ。

 

撮影中のイ・ジョンソクは、役になりきったように控え目なポーズを続け、温かい表情を演出した。何ひとつ違和感もなく全てが融合してフォトグラファーのOKが出た。衣装とセットで「編集長の一日」が企画されたが、瞬時に状況を読み取ってポーズをとり、何枚ものカットを撮った彼は、名実共にイ・ジョンソクであり、チャ・ウノだった。

 

 

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実は本当に努力している #誠実な男
ある者は努力する前に挫折したり諦めたりする。それは容易ではないが選択しなければならない。イ・ジョンソクは「演技を本当に上手にする俳優」になりたいと言った。tvNドラマ<ロマンスは別冊付録> 1話で彼のピアノ演奏は代役ではなかった。一か月、ピアノ演奏を必死にやったという。ハマる役があれば監督を訪ねて「是非やりたいです」とアピールするほど率直で頑なだ。人知れず努力の全てを注ぎながらも、そうは見せない性格のせいで「シック&クールボーイ」のイメージを固めたのか。

 

どうであれ色々な仕事をしなければならない人気に、トーレードマークの硬く結んだ唇で全てを学んでいる。男の世の中には許される勇気がいくつあるだろうか。一つの道を選ぶしかないのなら、その道のりを静かに歩いていくことが世の中で最も素敵な勇気だろう。自分を信じてピアノの旋律のように美しく世の中を収め、本を作るチャ・ウノ編集長と俳優イ・ジョンソクが喜んで受け入れて歩いていくようで、その道の上にみずみずしい花びらを敷いてあげたい気持ちだ。

 

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気持ちのいいジョークのような #おしゃれ
撮影現場に入って来たもう一人の重要人物。コ・テヨンだ。今回のグラビア撮影の衣装でお披露目されるCe &のクリエイティブディレクターだ。イ・ジョンソクとコ・テヨン、この二人の縁は特別なものだ。ソウルコレクション最年少デビューのデザイナーコ・テヨンのソウルコレクションで、イ・ジョンソクはモデルとして4度ステージに立った。毎回披露されるコ・テヨンの新たなチャレンジをイ・ジョンソクはプロの心意気で成し遂げた。コ・テヨンにとってイ・ジョンソクは「有名になってもずっと変わらない弟でミューズ」。二人は顔を合わせると嬉しそうな仕草に撮影現場が和んだ。コ・テヨンがディレクティングするCe &春シーズンアイテムをイ・ジョンソクが着ると、古くからの友人と久しぶりに会ってさり気なく冗談を言い合っているようでどこか懐かしい。

 

最近の作品やフォトカットに登場したイ・ジョンソクのスタイルは、洗練されながらも控え目だ。服のディテールに何か途方もない趣向を凝らした姿。豪華な装飾やHipster味をプラスし、自信を持って我が道を行くモダンなアイテム。作品と配役の幅が広がったという事もあるが、さらに大人っぽさを出し肩の力を抜いた今後の彼を見るのが嬉しい。

 

photo grapher チェ・ヨンビン

editor カン・ミソン

text パク・ジヨン

 

 

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