ミレニアルアイコン#イ・ウォングン#オ・ヨンジュ#DJイエジ

1980年代初めから2000年代初めに生まれた世代。団体より個人、犠牲より自己満足、必然より偶然、正答より疑問が大事な世代。共に歩みながらもそれぞれが秀でた世代。枠の中では収まらず外で思う存分発散する世代。「共通点がない」だけが共通点の世代。だからこそ不安で、だからこそ魅力的な彼ら。今、COSMOPOLITANが最も注目するオーディエンス。私たちは彼らを‘ミレーニアル’と呼ぶ。COSMOPOLITANは創刊18周年を迎えて、大韓民国のそれぞれの分野での‘ミレーニアルアイコン’18チームを選定した。そこにはそれぞれのストーリーがあり、彩り豊かだ。

 

 

 

 

 

「誠実な俳優になりたいです」

91年生まれ 俳優イ・ウォングン


満19歳、あどけないルックス。ドラマ<太陽を抱く月>で初めて世間に顔を知らせた俳優イ・ウォングン。あれから7年が過ぎた今、彼は着実にフィルモグラフィーを積み、映画の中の人物について監督と深く対話をしては悩む俳優へと成長した。映画<明堂>の公開を前に、彼は「重い伝統史劇なのに、僕は実存した朝鮮のワン・ホンジョンを演じました。どうすればこの人物が抱える悲痛さを全て見せられるか監督に何度もお尋ねして演じましたよ」と打ち明けた。

デビュー以後、絶えず未来が期待される俳優に挙げられたイ・ウォングンは、焦りを露にするより、感謝し楽しく今を楽しんでいた。彼にとって演技は、1、2年光るのではなく、死ぬ間際までしなければならない「一生の職業」だからだ。デビューした頃は、夢を大きく持てと言った周りの言葉のように世界的な俳優を夢見たこともある。しかし、夢の重圧に息苦しさを感じていた。

「世間や周りの環境に揺れずに気楽に私生活を送りたいです。いつか結婚して子供ができて年を重ねても、欲もなく幸せでいたいです。高い服を着て、高い車に乗ることだけが重要ではないでしょう?」

そんな理由もあってイ・ウォングンは、いわゆる大作映画だけにこだわらず、小規模な独立映画でも頭角を表わしている。

温かいながらも涼しい顔も持ち合わせる彼は、傷ついた学生ヨンジュンの成長を描いたクィア映画<季節の変わり目>、校内暴力の被害者ジェヨンの傷を描いた青春ノワール<怪物たち>に出演し演技の幅を拡げている。演技力、スター性をもつ俳優だが、彼が最も聞きたい言葉は「誠実な俳優」だ。「俳優である前に人でいなければならないと思います。良い人になってこそ良い俳優になれるようです」。イ・ウォングンは人々の期待を受け止めて今を誠実に生きていく。

 

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