パク・ヘジン、「ネット荒らしに会ってみたら」

もう、ロマンチックガイではない。<悪い奴ら> のイ・ジョンムンに似た深い闇が見えるだけだ。今まで見たことのない俳優パク・ヘジン (31) の新しい姿。

スイートガイではない。冷酷な意識と疑問だらけのサイコパスがこんなによく似合うと思わなかった俳優パク・ヘジン (31) が、暗い魅力を放出し@star1のカメラの前に立った。鋭い鼻筋に心臓が切られそうになったが、4月の春の日のように温かく、飾り気のないインタビューで彼の新たな一面を発見することができた。凍りついた心まで溶かしてくれる冬の男パク・ヘジンの魅力にはまる準備は整った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<悪い奴ら> での役は、今までの作品とは周りの反応からして違うようだ。

今までよりも好きになって下さったように思います。前作のイ・フィギョンも、ハン・ジェジュンも愛されたが、実感としては <悪い奴ら> のほうが反応が高いと思います。ブログやニュースの他、体感としては圧倒的です。ファンカフェ会員数もかなり増えました。<星から来たあなた> や <ドクター異邦人> の時とはまた違った経験です。このように盛り上がりのあるドラマに出演できて本当に運が良かったです。「主人公を必ずやる」より、キャラクター欲が大きかったです。

 


生まれて初めてアクション演技に挑戦し、体力や演技で大変な部分が多かったようだ。
大きな怪我はなかったが、アクションシーンが多くて大変でした。画面で見た時に相手を殴らなければならないのに、なかなか上手くできなかったんですよ。キム・サンジュン先輩が「君は殴り合いした事があるのか」と尋ねたが、考えてみると一度も殴りあった事がないんですよ。「人を一度も殴った事のない奴がどんなアクションシーンを撮るんだ」とおっしゃいました (笑)。アクション演技は (チョ) ドンヒョク兄さんがかっこいいし、加減が上手いんです。兄さんのアクションを見ると「私もああしたい」と思いましたね。サイコパスは喧嘩が上手いのかという話がありましたが、ボクシングをしたという設定がきちんと表現できませんでした。そこで他の俳優たちより劣るので武器が登場します。

 


<悪い奴ら> の撮影で思い出すエピソードがあるなら。
ただただ大変でした。事前製作はラクだと言われているけれど違いましたよ。現場にいる時間も多く、序盤に一気にやって断片台本ではないのに一般のドラマと同じですよ。休みがほとんどなくずっと撮影していました。場所の制約や移動時間も長く、追うシーンと乱闘のシーンが多くて大変でした。それに5人の俳優のスケジュールを合わせるのが一番大変でした。

 

 

これまでの作品では主に一番上の兄だったが、<悪い奴ら> では末っ子だ。
そうです (笑)。(チョ) ドンヒョク兄さんが私と年が一番近くて77年生まれ、83年生まれの私とは6歳違いです。(カン) イェウォン姉さんも「いくつか」上で良かったです。私より先輩ばかりなので、現場では自分から寄っていけました。特にキム・サンジュン先輩は、現場で付いて回るほど気さくでした。今回の作品でずいぶん親しくなりました。家が近いので名節の時もお会いしたし、打ち上げでの昼食、夕食も一緒でした。全然気難しくない面白い兄さんです。先輩が出演する番組も気になるでしょう。裏話もいろいろと聞きました。そんな話を聞いていると時間が経つのも忘れます。

 

 

もし、<悪い奴ら> シーズン2のラブコールを受けたなら。
最近のインタビューで一番多く聞かれる質問ですが、このメンバーならするのではないかと思います。時期はだいぶ後のようです。来年のスケジュールがもう全て決まっていて、1年以上は空くと思います。シーズン2でいくなら、話はわかりやすいと思います。シーズン2ができれば、私たちが見せた以上にキャラクターを際立たせられるでしょう。

 


前髪で顔を半分隠したヘアスタイルも印象的だ。
顔半分を髪で隠したコンセプトでした。鬱陶しくて撮影が終わってすぐに切りました。よく見るとヘアスタイルが少し繫がらないのに気付きましたか (笑)。実は続けて作品をしていて、これ以上のヘアスタイルがないんですよ。このヘアスタイルが流行って男性がよくマネしていました。今回は「(顔を半分) 隠してみたらどうだろう」と冒険したのが良かったと思います。最初はボサボサなヘアスタイルにしてみようしたが、無難なスタイリングのほうがかえってサイコパスの役に合っているようで選びました。<いとしのソヨン> のサンウのヘアスタイルとダブるという話も聞いたが、いい機会だったと思います。前作の <ドクター異邦人> ハン・ジェジュンのヘアスタイルだでは違いますし。

 

 

<悪い奴ら> の衣装も話にも触れておこう。
私服もあって、新しい服ではありません。自分で買ってダメージを入れ、言ってみれば「いい感じ」にした服です。よく着替えるキャラクターではないでしょう。一回当たり3~4枚の服を着て、今回のドラマでは撮影が終わるまでに10セットあまりの服を着ました。二回に一度の割合で着替えました。それに8回から最後までで一着です。

 


空港ファッションはいつも話題だ。服装のポイントは。
空港ファッションは、マネしやすい服なので好んで下さるのではないかと思います。カチッと決まっていないように、家から着て来たように、誰かが着せてくれたのではないように、自分の服のように、派手にしないで着ます。空港に着てくる服の60%は私服で、靴は全て私物ですよ。私は気難しい方で、特にフィット感には敏感で窮屈な服は着られません。借りて着た感じが嫌で、似合わない靴は履けません。だからスタイリストは靴を持って来ません (笑)。協賛服は返却が大変じゃないですか、必要なら買ってと言う方です。海外に出るたびにストレスです。頭をするのも嫌だしメイクもしたくないし、帽子をかぶってサングラスをするのが定番になってしまいました。無難で誰でも着ることができる服で、誰かとかぶらないように着ようと、いつも研究しています。

 

 

チョン・ミソン? チョン・ジヒョン? パク・ヘジンの理想は。
今でもチョン・ミソン姉さんが理想です。ミソン姉さんのように自然な顔が好きです。以前、理想のタイプを聞かれて (ミソン姉さんの名前を挙げて) 気まずい関係だったが、会場で会って焼酎一杯で解消しましたよ。チョン・ジヒョン先輩も感じはちょっと違うが自然な感じでいいですね。確かにチョン・ジヒョン先輩を見るとオーラがあるようです。俳優というよりスターだと思いました。作品より広告でよく見るスターのイメージが強かったです。一緒に作品をしている時に「こんなふうにしてチョン・ジヒョンになっていくんだな」と思いました。カメラの前で飛び回る感じを初めて感じました。カメラを持って遊ぶんです。<星から来たあなた> で、チョン・ソンイを見つめるシーンがあったが、2秒ほど見て目を反らしてしまいました。目を反らすのは初めてでした。あらたまって「先輩」と呼んだのも初めてでした。とても良い人でしたし、最初から最後まで素晴らしかったです。チョン・ジヒョン先輩の噂は絶えないが、一体誰が言い出したんだと思うほど全くの別人でした。

 


先日、ネット荒らしと奉仕活動を行き、「대인배 (デインベ-懐の広い人)」と話題になった。そう思うようになった経緯は。
彼らに会って何を言います? 問い詰めます? きつい罰を受けろと言います? それよりも自然な私の姿を見せたかったです。練炭奉仕はいつもしてきたので、一緒に良い事をすれば互いにとっても良いのではないかと思い、誘ったのではなく招待しました。誰がネット荒らしか分からないほどですよ。ナイーブな方々だったし悪質な書き込みも雰囲気に流されて書いてしまったと言いましたよ。奉仕に来た方たちが皆ネット荒らしではなかったが、インターネットの記事のコメントに「私は一生パク・ヘジンにコメントしないよ」とあって面白かったです。

 

 

年末の計画は?
計画は……ダメになってしまいました。中国のドラマ <男たち2> の撮影で、年末に韓国を離れるかもしれないからです。23歳でデビューして新人賞を頂き、除夜の鐘の音を聞きながら、イ・テラン姉さんに「姉さん33歳おめでとう」と言ったが、気づけばその「33歳」が私にも来ましたね (笑)。来年デビュー10周年です。10年だなんて! 仕事ばかりしていました。これ以上、精力的には仕事できないと思います。1年に2作品が限界なんです。それ以上だと無理がかかります。

 

 

<夜を歩く士> や <チーズイン・ザ・トラップ> などパク・ヘジンを望む声が多い。
次回作に検討する作品は多いです。<夜を歩く士> は有力な候補に上がった数多い俳優の一人なだけです。<チーズイン・ザ・トラップ> は、私がやってみたいと関心を示した記事が出たことあります。関心よりシンクロ率が高いという言葉がありがたかったし、ウェブトゥンが面白かったという程度だったが、まるで出演を決めたかのように記事になっていましたよ。正直やりたくはありません。読者の幻想の中でユ・ジョンが現実になると、上手くやって当たり前と思われるでしょう。ユ・ジョンのキャラクターは複雑な人物で、上手くやれるか自信もありません。よく似合う人とだけ残ったらいいですね。
 

 

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