ピアスばりっばりに開けてる人が見たい!と思い、
「ミレニアム ドラゴン•タトゥーの女」を見た。
スウェーデン本国版。
サスペンスでバディもの。やり手but訴えられて半年後に収監の窮地!に立たされているジャーナリストのミカエル(男推定40代)と
背中にドラゴンタトゥーの入ったピアスごりっごりな見た目超パンクなハッカーで調査員のリスベット24歳(ハード過ぎるNANAみたいな)の二人が
スウェーデンの孤島で40年前謎の失踪を遂げた
16歳の少女の謎を追う。
一体誰が彼女を殺したのか?
大財閥一家の闇。
容疑者は彼女の一族全員。
謎に包まれたリスベットの過去とは?
終始暗く陰鬱で不穏な画面。
もうね、リスベット(ドラゴンタトゥーの女)の後見人がひどすぎる…まさに非道。
金は私が管理する。欲しければいい子にしてろ。
で、リスベットに陵辱の限りを尽くすのよ。
本当におぞましい。
自宅に戻り、ショックに打たれつつ平静を保とうと震える手でタバコをつける姿、痛くて椅子に座ることもできないリスベットの姿は痛ましく衝撃でした。
しかしその様子はバッチリビデオ撮影していて証拠は抑えているリスベットに死角なし。
後見人を訪ね、自分の受けた辱めを受けさせる。
その様、正に倍返し。
全裸に手錠、猿轡、お尻に棒を突っ込み響く後見人の泣き叫ぶ声。絶叫。
よりリスベットの受けた痛み、燃え盛る怒りが伝わってくる。
あおっちろい後見人のお腹にタトゥーを掘って、今後自分に関わらないことを約束させ、復讐完了☆
で、主人公のミカエルなんだけどちっとも美男じゃないし割とポチャッとしてるし、肌も凹凸激しい荒れ気味なんだが、見てるうちに
ミカエル抱いてって自然思えてくるよ(三回くらい)
序盤は希望を失い、さえない、精彩を欠いた虚ろな表情なんだけど
ハリエットの真相究明に没頭してからはもうフェロモン出まくりよ!(言い過ぎたかもしれない)
あ、こいつには本当に素質があるんだなって
架空の人物ながら唸らされたよ。
それで何よりもドラゴンタトゥーの女、リスベット。リスベットの魅力で引っ張られる。
ぶっきらぼうで無愛想、時に粗暴なリスベットだから
ミカエルの話に彼女がただ相づちを打っているだけで「リスベットがちゃんと話を聞いてくれてる…真摯に協力してくれてるよ…」と妙な感動を覚えた。
最初ミカエルが彼女の家を訪ねた時、リスベットの隣には女性が寝ていて、レズかな?と思ったけどそうじゃないみたいだ。
3時間の中間地点で前編、後編に分かれていて前編ラストで二人はバディを組むのだが(ミカエルがリスベットを雇った)
まぁ~いいコンビ。なんか切れ者同士のクレバーなやり取りがたまらんぜよ。お互いが最大限機能してCOOOL!!!いいなぁ賢いって!で、お互いが相手は思いつかない発想を持ってて、そのことに二人は嬉しそうなんだよ。
シリアスで緊張感で張り詰めているのにたまに笑えるシーンがあっておもしろかったな。(唖然として笑っちまうこともある)
リスベットは雇われたからミカエルと一つ屋根の下で暮らすんだが、
お互いのクレバーぶりに痺れて信頼関係も築いたしこりゃ惚れるよねやっちゃえよイヤイヤ、リスベットはレズだし……
とか思ってたらやっちゃったよありがとうございます!!
エロくも良いシーンだったので寝る前にチャプターであと3回は見よう(痴れ者)
終盤おぞましい死体の写真がたくさん出てくるので気持ち悪くなったよ。
狂ってる。
キリスト教、ナチス
この2つは西洋産の物語の根底によく見かけます。
今回は聖書が重要な鍵だったのだけれど、
結構残虐で極端なことが書かれているんだね。びっくり。
いや~、ミカエル何度も死にかけたなお疲れ。
一番痺れたのはリスベットの捨て台詞ならぬ捨てキス。
久々に再開したミカエルに素っ気ない態度。
呼び止めるミカエルの方をろくすっぽ向かずに帰る。ツレないわ~(´;ω;`)
その刹那、
リスベットは振り返って
噛みつくような、一瞬のガッツリ舌入れキッスを残して去りますクゥ~~めちゃめちゃかっこいい!!
てかミカエルのバカ!バカ!ミカエルには恋人がいるの!前から!リスベットのことも好きなくせに!!一夏ならぬ一事件の関係なのか!?生死を共にしたのに!!
でも冷静に考えればちょっとありえないレベルの激動の日々を過ごした二人が穏やかな日常を共にする想像もつかないわ。
リスベット、ほろ苦い。
徹頭徹尾COOLでもかわいらしい面もあるリスベットに女ながら抱かれたいですわ
最後に
なぜピアスばりっばりに開けてる人が見たかったかというと
ホモマン「ジンと猫は呼ぶと来ない」の主人公マリにハマっているからだよ
マリたんになるべく肉体改造したい。