12月27日(水) 第1日目 | はずむのトラベルランド

はずむのトラベルランド

『旅』、特に東南アジアをこよなく愛す、「はずむ」のブログです。ホームページ版当時からの皆さんも、新しくいらしたみなさんも、ぜひぜひ、仲良くしてくださいね。
ゲイに関する記述があります。不快に思われる方の閲覧はご遠慮ください。

旅立ちの朝

 

朝3時に起床。

いつものとおり、付箋紙大作戦で

忘れ物防止、留守にする準備を徹底して、

そんなことをしてる間に、あっという間に

時間が過ぎる。

7:30に迎えに来てくれたタクシーで

駅へ。

駅に着くと、予約してある列車の時間まで

若干余裕があったんで、

駅中にあるカフェで軽めの朝ご飯。

本当なら、駅近くから出ている空港バスに

乗れば、まっすぐ空港まで行けるんだけれど、

今回は成田発。

コロナの影響で、まだ成田行きのバスが

再開されてないのよね。

だから今日は、列車で移動。

良い時間になったんで、予約の列車に乗る

ためにホームへ移動。

満席。

窓から外を眺めてたら、となりのオヤジに、

「すみませんが、カーテン引いてもらえませんか?

まぶしいんです」

ムードぶちこわしの声をかけられる。

はいはいはい。

あたしもちょっとまぶしくて暑いと思い始め

てたんで、要望通りにさせていただきますわ。

けど・・・

あんた、だったら最初っから

窓側選んで乗車しなさいよ。

どうしても景色見たい人だったらどうすんのよ

心の中で怒鳴り散らかせていただきました。

 

あっという間の乗換駅着。

ここから成田エクスプレスに乗り換えよ。

なんか、昔はこの成田エクスプレス、

結構料金が高かった印象があるんだけれど、

最近はチケットレス割引とかもあって、

乗り換えの煩わしさを計算に入れなければ、

こちらも結構使い得かも。

ずっと考えもせずバス使ってたから、勉強に

なったわ。

ところで、今この駅、絶賛!?大工事中。

よーく知ってるはずの駅なのに、

いきなり迷ったあたし。

それでも時間があるんで、余裕てんこ盛りで

ホーム到着。

時間もてあますかと思ったんだけれど、

時代に逆行することく、ほんと、思いがけなく、

ホームに喫煙室があったんで、

涙流して喜びつつ、一服させていただきながら、

列車の到着を待ったあたし。

成田エクスプレスはガラガラ。

あーっ!!スカイツリーが見える!!

 

 

なんて感じに、

窓からの景色を眺めながら楽しんでたら、

あっという間に成田空港第1ターミナルに

到着したの。

 

今回の旅で利用する中国国際航空。

チェックインが12:00からだということで、

5分ほど待たされてのチェックイン。

 

 

結構な数のお客さんが並んでいる中、

優先チェックインはやっぱりありがたい。

けど・・・。

カウンターのオネェちゃん、新人?んでもって、

CAだけに、中国人さん?

普段ANAとか使ってる時のカウンターでの対応

とは、若干違って、手際がいいとはいえず。

挙げ句の果てに、

予約時に全便座席指定しておいたのに、

成田~上海、最初の便の座席がないと曰う。

はぁ~!?

あたしは、窓側の席がいいのよ!!んでもって、

荷物を上に上げるのが嫌だから、

前に座席のある席じゃないといやなの。

「窓側は空いてないの?」

って聞くと、しばらく端末を操作して、

「お客様は英語はできますか?」

って聞かれたあたし。

あぁ、非常口席ってことね。

「多少は。でも、あたし、非常口席はいやなの。

前に座席がないでしょ。

荷物を前の座席の下に入れたいのよ」

って言うと、

偉い人がやってきて、彼女と一緒に確認してくれて、

「お客様、エコノミーの最前列でおとりできます

ので、そちらでよろしいですか?」

と彼女。

・・・えっと、

エコノミーの最前列って言うことは、

ビジネスとエコノミーを隔てる壁があって、

前の席、ないんじゃね?

荷物入れられないんじゃね?

って、一瞬、別の窓側更に探してもらおうと

思ったの。

けど・・・。

今回の旅、上海乗り継ぎ便で、

間に4時間の時間があるから、

一応余裕はあるものの、

中国でのトランスファーって、

必ず入国しなくちゃならないのよね。

おまけに、ただいま中国、

日本人に意地悪実施中で、

以前あった、15日までノービザ滞在可を

取り上げてくれちゃてるところ。

代わりに

トランジットビザ免除措置ってのが取られてて、

どこかから中国にトランジット目的で入って

その後すぐに第三国へ移動する人に対しては、

所定の手続きと、必要書類の提示で、

72時間から144時間のビザなし入国を

認めているそう。

このおかげで、旅程作りの際に大ミスをして、

それに気付いた直前に、

特典航空券キャンセルしたり、

急遽航空券を取ったりと、大変だったんだけれど、

今回のトランスファーをするにあたっても、

だから、この手続きをしないと乗り継ぎができない。

話を戻すと、だから、前の席の下に荷物は置きたい

けれど、それよりも降りるのに都合がいい、

前列の席は、アリかもしれない・・・と思って、

その提案を受け入れることに。

この決断が、後にちょぉぉぉ功を奏したの。

 

旅立ちの時・・・は何処

 

チェックインを終えると、迷わず出国。

元気でね、日本。良いお年を。

出国って、本当に楽になったわよね。

万歳、オンライン化。

イミグレを抜けて、案内板に目を通す。

あら、なんか、

行こうと思ってたANAのラウンジ、

今回のあたしのゲートからは、どこも遠いわ。

そう思いつつ歩いてると、

UNITED航空のラウンジ発見。

 

 

今日はここを使わせていただきましょっと。

お食事もおいしくいただけたし、

すっごく開放感がある広いラウンジで、

出発までのひとときを、ゆったり過ごさせて

いただいたはずむです。

 

搭乗時刻の1時間前になったんで、

途中の喫煙所で一服しつつ、

ゲートへ。

 

 

ところが・・・。

ここで、前情報で覚悟はしていたモノの、

心のどこかで、自分の時はないはず・・・と

勝手に決め込んでいた事態が発生。

「室内準備が整わない」

っていう、聞いたことがない意味不明な理由のため、

搭乗(てか、出発?)時刻の変更。

15:00出発のはずが、16:00に。

はぁ~!?って思っていたら、

数分後、さらに、ゲートの変更。

「28Aへと変更になります」

・・・28Aって、バス移動じゃん!?

なんで、室内準備のためのディレイで、

ゲート変更??

わけわかんないまま、移動の大行列。

仕方ないんで、28Aで出発の時を待っていると、

さらに・・・。

「上海行きのゲートは、28Aより28Fに変更と

なります。」

そういうことかしら?

何かのどっきり番組かしら?

もうここまで来ると、本気で訳分からないけど、

ごねても始まらないんで、移動。

 

 

結局、15:00出発のはずの飛行機は、

16:00搭乗開始の便となったのでした。

 

大丈夫、大丈夫。4時間も間があるんだから、

きっと滞りなくトランスファーはできるはずよ。

だんだん祈るようにそう考えるようになったはずむ。

でも・・・、ぶっちゃけ、嫌な予感しかしない。

これ・・・乗り継ぎに影響するくらい遅くなったら

どうするのかしら?

おそらく、LCCじゃないし、

4時間も間が空いてるんだから、こちらには非がなく、

代替便を用意してくれるんでしょうけど。

 

初っぱなから出鼻くじかれてね?あたし。

 

 

いくら予定が変更されても、

その変更された予定通りに動くしかないはずむ。

ところが!!です。

ようやく乗り込んだ飛行機なのに、

これまたまったく出発せず。

おまけに、説明もほとんどなし。

てか、座席はやっぱり、前の席なかったし。

 

 

失敗したわ、あたし。

予約してた特典航空券に大きな問題を発見し、

慌てて検索かけて、安いと思ったチケットに

徹夜明けの早朝に飛びついたけれど、

もう少し考えれば良かった・・・。

結局乗り込んでからも1時間半ほど待たされて、

ようやく飛び立った、

CA930便でした。

 

15:00出発だったはずなのに、

まだ飛ばないよぉ~の夕暮れ・・・の図。

 

 

 

「へぇ~なトランスファー」

 

飛行機の中は、でっかいトラブルを抱えていつつ、

いつも通りの大好きなフライト。

ひっこーき ひっこーき、楽しいなぁ~って感じ。

大きな揺れもほとんどなくて、

安心して乗っていられたわ。

機内食も、なんか、かわいいし。

 

 

しかも、あたし、普段は経由便、嫌いじゃないのよ。

直行便で長時間を我慢して飛ぶのも悪くないけど、

いったん休憩みたいな乗り継ぎも、

時間に余裕があるなら、悪くない。

けど、今回ばかりはそう言っていられないわ。

ほんと乗り継げなかったら洒落にならないし。

 

3時間20分ほどで飛行機は上海浦東国際空港に着陸。

飛行の最中はそれほど感じなかったけれど、

あたし同様、この先の旅程について不安を

抱えてる乗客は、結構いたようで、

立ち上がるみなさんの間の空気からそれが

感じられる。

あたしも、4時間あったはずの待ち時間が、

今や1時間20分になっちゃってる。

そんな中、

後方座席の方から、人を押しのけて前に進んでくる

のび太君を大人にしたような青年と、その連れ数名

が。どうやら、彼らも、この先に不安を抱えて

いるらしい。・・・にしても、図々しくね?

タダでさえ、3列3列の機材、1本しかない狭い

通路、多くの乗客が早く降りたいと思ってるのに、

あんた、空気でそれ、感じないの?

「すみません」

とか言いながら進んでくるんで、

最初日本人かと思ったんだけれど、

仲間内で掛け合う声を聞いていると、

どうやら日本人ではなさそうな雰囲気。

 

わかったわ。えぇ、わかりました。

他の皆さんの思いを、あたしがぶつけて差し上げます。

 

奴らが近づいてきたところで、あたしが通路の

ど真ん中に立ちふさがり、これ以上前に通さない

ことに。

日頃から鍛えてきたあたしの身体の横幅が、

存分に物を言ったわ。

それでも押しのけようと、あたしの身体に手を

かけたその青年に対し、

「Me, too!!」

とできるだけ腹奥から声を出して告げると、

思いっきり目を射貫いてやったはずむ。

Oh,really?

と最後の声を出すと、一向、ようやく立ち止まって

おとなしく時を待ってたわ。

いや、気持ちは分かるわよ。でも、あなたも少しは

人の気持ちを考えなさい。

 

そうは言っても、焦っているのは、あたしも一緒。

ドアが開いて移動が始まると、

あたしも早足でゲートへ。

すると・・・。

ゲートを出たところで、

地上係員のみなさんが、

「バンコクへ向かう方はこちらへ~!!」

って案内に立っている。

助かったぁ~、とりあえず乗り継ぎの援助はして

もらえるらしいわ。

さっきあたしが機内で感じた空気どおり、

総勢3,40人の方が、

このフライトで不安を抱えて過ごされて

いたらしいことがわかった。

一通り降機が終わって、バンコク行きの便に

乗り継ぐ客の列を、先頭に立って、

「バンコク行き 805便」

って板を持った、地上係員が引き連れ、

フロアを進んで行く。

 

ねぇ・・・でも、ちょっと待って。

ここで次にすることって、

まず、臨時的トランジットビザ免除のカウンターに

行って、それ用の出入国カードを記入して、

それをイミグレに持って行って審査してもらって、

その後、荷物を受け取ったあと、

税関を抜け、

外に出たら出国階に上がって、

再びチェックインして、荷物を預け、

セキュリティーチェック、出国審査を通って、

ゲートに向かうのよね?

こんな団体旅行みたいな集団を

一人の係が引き連れて、

一人一人の対応、してもらえるのかしら?

どこかで置いてきぼりになりそじゃね?

 

不安を抱えつつも、そうするしかないんで、

係のお姉さんのすぐ後ろに陣取り、

進んで行くあたしと、その後ろの乗客達。

すると・・・。

ここからがすごかったわ。てか、いいの?って感じ。

長ーい通路を行列が進むと、

エスカレーターに乗って1階下へ。

そこにはイミグレーションカウンターが並んで

いるんだけれど、

まるで、イミグレ社会見学の小学生のように、

団体はそのイミグレの前を横切るの。

つまり、イミグレを通過、しないのね。

イミグレを横切りきると、

ぐるっと回って、

先ほど降りてきたエスカレーターまで戻り、

そのまま先ほどのフロアへ上昇。

 

・・・え?

なんのために、ここ降りてきたの?

って、あたしのみならず、

後ろを歩く大多数の人が、そう思ったはず。

おそらく、公式にはどこにも発表されていないんで

しょうし、単なるあたしの推測ですが・・・。

イミグレの前を横切ることで、

入国審査を受ける代わりになっているみたい。

「あぁ、あなたはトランスファーでここに

来たんですね。」

「はい、そうです」

みたいな。

係官のすぐ前を横切っているわけじゃなく、

タイのイミグレを思い出してもらえばわかりやすい

かも。タイのイミグレに着くと、タイ人と外国人

分かれて、なっがーい蛇行する通路を通って

入国審査になるじゃない?

あたしたちは、あの、なっがーい蛇行する通路の

こっち側にいて、イミグレ前を横切ってるのね。

蛇行通路に人がいっぱいいないからなせる技。

 

さて、話を元に戻すと、

今来たエスカレーターを逆に上り、

しばらく歩くと、トランジットカウンターがあって、

そこに連れて行かれた集団。

中国も、東方航空・・・とかだったかしら?は、

入国しなくてもトランスファーができるように

なっていて、そうした人たち用のカウンターですが、

そこで、トランスファーの手続き。

あたしは先頭を歩いてたから、

ものの数分で終了し、

別の係の人が開けてくれた秘密の扉へ・・・。

扉をくぐってエスカレーターを上がったら、

出国用のセキュリティーチェックに到着。

荷物のチェックを受けて、晴れてゲートに

向かえることに。

そうそう、このカウンターで、

最も気になってたことを質問。

「あの、受け取って再び預ける予定だった

あたしの荷物は、ちゃんと一緒に運んでもら

えるのかしら?」

答えは、YES。

よかったぁ~。

でも、それなら最初から、スルーで通してくれれば

いいのにね。

 

いやぁ~、それにしても、マジでありがたい。

ほんとにどうなることかと思ったし。

こんなトランスファーの仕方があるとは

知りませんでした。

これから中国経由でどこかに行かれるみなさん。

常にそうしてもらえるのかは分からないので、

絶対ではありませんが、

乗り継ぎ便に間に合わないかも・・・って時に、

ぜひ、覚えておいてくださいね。

どうにかしてくれる場合もあるみたいです。

 

ってことで、ギリギリにゲート到着よ。

 

 

最後まで波乱の初日は日をまたぎ

 

伊○家の食卓に紹介したいほど素晴らしい裏技を

経験し、無事CA805便に搭乗できたはずむ。

 

 

これ、途中時差の関係で時計もまともに見て

なかったし、何より遅れないことに精一杯だった

んで、よく分かっていなかったんだけれど、

気がつけば、このバンコク便も遅れていたらしい。

となりに連れの男性と離れた席になってしまった

(のちにCAが気を利かせて、となりに連れの

男性を移動させてあげてた)

おばあちゃんとのやりとりに苦慮してた
CAから助けを求められ、通訳してあげたり、

出されたモノは残さずにをモットーに、

機内食を掻き込んだり、

 

 

ウトウトしている間に、あっという間にバンコク到着。

改めて時計を見ると、やっぱり1時間以上遅れてる。

さらには、

飛行機が着陸したはいいんだけれど、

まるで入国拒否されているかのように、

着けるゲートが決まらないらしく、何十分も

動かない。

結局すっごく遅れたわ。

今回は、ホテルを予約してるBooking.comに

パタヤまでの車をお願いしてるのね。

タクシーでもいいんだけど、

金額的に、むしろ安い気がしたし、

やっぱり深夜だと、いろいろ不安もあり・・・。

そのドライバーさんが、しびれを切らして

帰っちゃうんじゃないかしら、って心配なあたし。

幸い、イミグレに行く前にAISのカウンターがあって、

そこでソッコーSIMが買えたんで、

電話をかけると、待っていてくれているらしい。

イミグレも、結構な行列だったけれど、

途中で優先レーンに入れてもらえて、

心配してた荷物もしっかり受け取ることができ・・・。

非常にスムーズな入国だったわ。

 

ちょっと待たされたけど、運転手さんとも合流し、

一路パタヤへ。

真っ暗なパタヤへの道をひた走る車。

運転手さん、眠そうよ。

大丈夫?

到着したのは、すっかり夜も更け・・・

てか、間もなく日の出って時間。

 

 

チェックインをし、お部屋へ。

 

 

いつもと同じお部屋なんで、ちょっと落ち着くわ。

来たわ~!!って感じ。

中国で取り上げられたライター

(普段はアイコスなんだけど、タイでアイコスは

違法だそうで、旅行中は紙タバコ)を買いに

セブンイレブンにでかけ、

部屋に戻ってなんやかんやで5:30に。

このまま徹夜でビーチでお昼寝する?とも考えた

んだけれど、旅の初日に無理して

体調壊してもいけないんで、

少しベッドで休むことに。

 

いやぁ~つかれたわ。

でも、なんやかんやで、

出発直前にとったチケットで、その日のうち

(いや、日はまたいだな)に現地着できたのは、

ありがたいかも。

さ、明日から楽しまなきゃ、ね。