人が物を選ぶ、そして物も使い手を選ぶ。
ついでに言えば、物が人の想像力を導き出す。
ただ、ものにも相性というものがあり、相性が合わなければ意味がないのだ。
相性があってこそ人は想像力を出し切ることができ、物を作り出せる。
それは、たとえばどんな物作りでも言えると思う、絵や小説、音楽そのほかにも機械製造などもそうだと思う。
それは人が求めるから人が物を作り出し、物も物を作り出す。
これはもう人間にとって、一つのつながりのようなものなのかもしれない。
そして、恋愛においてもそうなのかもしれない。
人と人がふれあうことで、その間に何かが生まれそれがやがて友達関係、恋人関係となる。
その間に生まれるものがその二人にとっての作品であり、やがては朽ち果てていくもの。
けれど、作り出された”モノ”というのはこの地球上のメモリ(記憶)として残る。
これは前、話したことと同じことのように思えるのだが
結局、いいたいことは朽ち果てようとも残ったという証拠は何らかの形で残るのだ。
それは人自身がここに存在した、そこに存在したという一つの目印のようなものなのだ。
だから、それに憧れ、それを求める、何かを求める、だからこそ人にとってそれが一つの糧となって生きていく意味を自分自身で見出せるのではないだろうか。
そう考えるともしかしたら、”諦める”ということは人の選択肢には必要ないものなのかもしれない。
End