僕は思うのだが、もし、ろくでもない、何を考えているのか何をしたいのか・・・。
まるで悪魔のようでけれど天使のような人間。
それは誰かの味方でもなく敵でもない、ただ人が好きで好きで・・・・だから、愕然とさせたり、希望を沸かせたりする、そういう奴に一度だけでも目をつけられたら、知り合ってしまったなら運命を予期せぬ方向へ進んでしまうのかもしれない。
まだ、ただのろくでもない人間なら自分を自分で救える方法はあるだろうけれど、本当の意味でのろくでもない人間に目をつけられてしまったら、どうしようもないだろう。
また、そういう人間の前では常人は打つ手がなく攻撃を仕掛ければ、逆にやられ、そして仕返しをしようとしても今度は上手いこと逃げられてしまう。
やはり、トリックスターのような人間には近づくべきではないし、自分がそういう人間になってしまってはいけない。
もし、自分がそうなってしまったのならば、もう自分を過去の自分へ戻すことは不可能だろう。
人は面白いことを見つけて、楽しんで生きていく生き物だ。
だからトリックスターのような人間の場合、人をたくみに操り自分がしたいように弄ぶことができる。
彼らにとってそれが唯一の楽しみであり、快感なのだ。
特に、よく笑う男がそうかもしれない。
彼らは何をしでかすかわからない。
何をしたいのかすらわたしたちにはわからない、それはもう人の域を超えているものだからだ。
決して彼らには近づいてはならない。
近づけばきっと獲物として食われてしまうだろう。
End