子供たちの食事をバタバタと作り、自転車で病院に戻りました。
まだだいぶ待つのかなぁ、ちょっと疲れたなぁなんて思いながら。正直留守番している子供たちも心配だし、夫も心配で神経がすり減る思いでした。
そして夫の寝ているはずの診察室奥のベッドに戻ると何やら騒がしい。
まるで救命病棟24時みたいに医師や看護師の声が飛び交い、医師が何人も一人の患者を取り囲んでいる。
なんだなんだ?と思っていたら看護師さんが私を見て「奥さん戻りました!」
よく見たら取り囲まれているのは夫でした。
なんと痙攣を起こし泡を吹いて意識がなくなってしまったようです。
医師たちが、「分かりますか!?」なんて大声で叫んでます。
まるでドラマを見ているみたいだな、なんて呑気なことを思いつつ、怖くて怖くてオロオロ
何かを投与して、しばらくしたら落ち着いてきましたが、自分がどこに居るのかさえ分からないようで、質問に変な答えを言ったりしてました。
もうこれはヤバい。 このまま戻らなかったらどうしよう?と。このまま寝たきりとかになっちゃうのかな。
しかし、夫は復活してくれました。だんだん落ち着き、質問にも答えられるように。
ただ痙攣の前後の記憶はないようでした。
原因は造影剤のアレルギーのようです。
脳に転移も考えられましたが、その後MRIの結果転移はありませんでした。
他に原因は考えられなくて、体調も悪かったのでたまたまこうなったのだろうということでした。
普段は顔がちょっと赤くなったりする程度だったんですけどね。造影剤合わない人もいるみたいなので怖いです。
結局二日間入院して、その後はなんともなかったです。闘病中で一番怖い出来事でした