こんにちは。

 

 

 

 

2月に梅を見に行った時に購入した本、

「心を育てる こども論語塾」の

感想を記事に書こうと思います。

 

 

 

 

論語というのは、

孔子が高弟に話した言葉や教えを、

その高弟が記録した書物のことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回私が読んだ本は

子供向けに編集されているので、

とても読みやすいです。

 

 

 

子供だけではなく、

大人も読むといいかもしれません。

 

 

 

 

論語の中に、

私が母親から教わったことと

似ている内容が書かれていました。

 

 

 

 

 

    

子貢問いて曰く、
「一言にして以って

終身之を行うべき者有りや。」



子曰わく、
「其れ恕か。己の欲せざる所
人に施すこと勿かれ。」

 

 

 

 

弟子・子貢の

「ただ一言で、一生実行する価値のある

良い言葉はないですか」

という問いに対して、

 

 

師である孔子は、

「それこそ、恕という言葉である。

自分がされて嫌だと思うことを、

他人にしないということだ。」

と仰った。

 

 

※恕とは思いやること。 思いやり。 

自分を思うのと同じように相手を思いやること。

 

 

 

 

虹

 

 

 

 

 

「自分がされて嫌なことは、

お友達にもしてはいけないよ。

 

自分が嫌だと思うのだから、

お友達だって嫌だと思うでしょ。」

 

 

 

とか…、

 

 

 

「他人の物(例えばおもちゃ)を

奪うことって良くないよ。

ちゃんと順番を守ろう」

 

 

 

…なんていうことを、

他の皆さんも教わっていませんか?

 

 

 

 

なんで、私達は成長するに従って、

自分がされて嫌だと思うことを、

平気で他人にできるように

なってしまうのでしょうか……?

 

 

 

不思議ですね。

 

 

 

 

「人に嫌がることをしたあの子が

怒られなかったんだから、

私も人に嫌がることをしても

怒られないでしょ」

 

 

 

…ということを言うようになるのは、

一体、何歳くらいからなんでしょう…?

 

 

 

 

 

    

孟部伯、孝を問う。

 

子曰わく、

「父母は唯其の疾(やまい)

之憂う。

 

 

 

孟武伯(もうぶはく)の「親孝行とは

どのようなことなのでしょうか」

という問いに対して、

 

 

 

師である孔子は、

「父母は、子供の病気のことばかり

心配するものだ」と仰った。

(親は子供の健康を一番に気にかけている。

だから、親孝行とは健康第一に心がけることだ)

 

 

 

 

これも、母親によく言われた言葉と同じです。

「健康であればそれでいい」

だったかな。

 

 

 

 

音沙汰がなくたって、

子供が健康で無事でいたのなら、

親は安心すると言いますよね~~。

(でも、たまには連絡は欲しい。一言でいいからさ)

 

 

 

 

母親は自分が産んだ

子供の健康を一番に考えるし、

子供が具合悪くなったら、

母親は正気を保って

いられなくなりますよね。

 

 

 

 

虹

 

 

 

 

とはいっても、

孔子の親子関係に対する教えって、

子供が両親に対して「常に良い子」で

いることが素晴らしいという感じがしたり、

両親や目上の人の価値観を

無理やり押し付けたりする印象があって、

私は少々苦手だなと思ったりします。

(毒親・虐待・いじめ・厳しい上下関係、

 パワハラなどありますしね)

 

 

 

 

孔子が生きた中国の時代に合う教えなので、

現代に合わない部分があるのは、

仕方のないことなのでしょうね。

 

 

 

人間が作ったものは完全とは

言えないということかしら??

前記事のセルフのことを思い浮かべた私です。

(魂の視点から見た孔子の教えはどうなのさ??)

 

 

 

 

🌈

 

 

 

 

私が今回読んだ本「こども論語塾」で

学んだことは、「仁」(思いやりの心)

大切にすることです。

※「恕」も大切な言葉だと思います。

 

 

 

 

「仁」を基本に行動すれば

お互いを尊重し、信頼し合う、

人間関係を築くことができるし、

 

 

「仁」を欠く行動をしたら、

お互いを尊重したり、

信頼し合うことが難しくなる…。

 

 

 

 

確かにそうですよね。

 

 

 

 

「仁」の行動が行き過ぎて、

友達に過剰な忠告をし続けることは

良くないということも、

孔子は教えています。

 

 

 

 

    

子貢、友を問う。

子曰わく、

 

「忠告して善く之を導き、

不可なれば即ち止む。

自ら辱めらるること

無かれ。」

 

 

 

子貢が友達との交流について

問いかけたら、

 

 

 

師である孔子は、

「真心を込めて忠告して、

友を立派に導いたなら、それで良い。

 

 

しかし、

友がその忠告を受け入れなかったら、

(あるいは「必要ないと言われたならば」)

無理やり導こうとするのはやめたほうがいい」

(忠告はほどほどに…ということ)

 

 

 

 

私達は自分の価値観・正義感が

一番であると信じて、

無理やり他人を自分の言う通りに

動かそうとするところがあります。

(無理やりに他人を動かそうとするのは仁とは言えない)

 

 

 

価値観の押し付けではなくて、

真の思いやりの心を持って

友達に忠告をしたあとは、

受け取る側の友達に委ねて、

そっと見守ることがいい

ということですね。

 

 

 

 

孔子先生が大切だと言っている

「仁」(思いやりの心)を、

私は意識しながら行動してみようと思います。

 

 



論語が苦手だと思っていたのですが、

「仁」を知ることができて良かったです。

 



今日はこの辺で。