102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方
図書館あるある、
いつ予約したんだか忘れたころにやってきた本の読書記録
概要
よく寝てよく食べよくしゃべる。 こんなかわいいおばあちゃんになりたい!
「中国新聞」に“人生100年時代のモデル”として密着記事が連載され、RCCテレビ「イマナマ!」にも出演し、広島で大人気!
102歳の哲代おばあちゃん、初めての本。
自分らしくご機嫌に老いるためのヒントが満載。
おばあちゃんに泣かされる
とっても明るいおばあちゃん
子どもはいないけど、学校の先生だったから、教え子(80代)たちが訪ねてきてくれる。
姪っ子さんやお友達に恵まれた人。そのお人柄ゆえだろう。
76ページの手書きメモ
「御先祖様すみませんでした。良英さんすみませんでした」
で涙がとまらなくなった
この時代に、子どもがいなかった、、、
どんなにかつらい思いをされたと思う。
やっぱり、年を重ねるとそういうふうに思うのかな。私も…
以下、本文より
私、人生を謳歌しよるように見えるでしょう。でもね、悩みはあるんでございます。
悩み事は日記にちょびっと書きます。そしたら心がすーっとする。自分で納得するんですね。
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もうとっくに吹っ切れたつもりでしたが、子どもがいないこともあって、年を重ねるほど心細さを感じます。
こんな雨の日に一人で家にいると「人生をしまう時、周りに迷惑をかけにやええが」などと考えてしまいます。 だから、いつも忙しゅうして自分を慰めるの。
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物事は表裏一体。良いほうに考える 物事には必ず表と裏があります。
一方向から見るだけでは分かりません。例えば受験に失敗して本命じゃない学校に行ったとしても、そこで生の友に出会えるかもしれんでしょう。失敗もひっくり返して、良いほうに考えるんです。
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「御先祖様すみませんでした。良英さんすみませんでした」
(記者)
2年前、99歳の時に書かれた文章だった。 1946年に農家に嫁いだが、亡き夫良英さんとの間に子どもを授かることができなかった。子だくさんが当たり前の時代。後継ぎができないしんどさは、いかばかりだったろう。99歳になった哲代おばあちゃんはあらためて、そのしんどさに直面していた。この家をどうするか、人生をどうしまうかー。頼る子どもがいない哲代おばあちゃんの苦悩が、文面ににじんでいた。
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気張らず飾らず、あるがままを受け入れる。
自分を大きく見せんことです。煩悩やねたみといった、しんどいことは手放すに限ります。
その代わり、うれしいこと、楽しいことは存分に味わうの。
著者について
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。
20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事に勤しむ。
近所の人からは、いまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題に。(Amazonより)

老後、子どもがいなくても、独り暮らしでも、幸せに暮らせる!

