今日は何の日?4/10 教科書の日

 

 

 

 

    

4月10日は「教科書の日」

2010年のこの日に 一般社団法人教科書協会が中心となり、「良い(4)図書(10)」という想いをのせて制定しました。 学校関係者だけでなく、多くの人に教科書の役割について知ってもらうためや、教科書関係の仕事に携わる人たちが自分達の仕事の大切さを再認識することを目的とした日です。

https://www.textbook.or.jp/special/memorial/index.html

 

 

桜の季節ガーベラ

原田マハ『異邦人』を読んでいて


 

嵐山に工房をかまえる志村という登場人物があり、連想ゲーム的に

嵯峨野の染色家、志村ふくみさんのことを思い出した。←こんな連想、私だけ!?





 

「桜色に染めるのは、桜の花からではなく、幹から」という主旨の話が教科書に載っていたなぁ~と思って、調べてみると

(なんでもインターネットで調べられる便利な世の中だな)

 

 

教科書に載っていたは、志村さんの文ではなく、

大岡信「言葉の力」という文章だった。

 

体が一瞬ゆらぐような不思議な感じにおそわれた。春先、もうまもなく花となって咲き出でようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裏にゆらめいたからである。花びらのピンクは、幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンク色に近づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの尖端だけ姿を出したものにすぎなかった。

 

 ~中略~

 

このように見てくれば、これは言葉の世界での出来事と同じことではないかという気がする。言葉の一語一語は、桜の花びら一枚一枚だと言っていい。

 

「『世界』主要論文選(1946-1995) 」岩波書店より

 

 

AIさんの要約

染色家・志村ふくみさんが桜の樹皮から抽出した美しい桜色の着物は、花が咲く直前の時期にのみ得られる特別な色。この色は、桜全体が春に向けて全身で生み出す生命力の象徴であり、花びらだけでなく木全体の活動を反映している。

この話から、言葉もまた一語一語が背後にある大きな思想を支えていると気づかされる。

 


 

「言葉の力 大岡信」と検索すれば、すぐ全文読めるので、ぜひ読んでほしいのですが、

改めて読むと、奥が深いというか、とても感慨深い文章。

  




昨今の誹謗中傷問題って、そういうことじゃないかなぁ、と。

言葉自体に美しさや正しさはなく、それを発する人の思いや人間性が言葉の力を決める。

ネット社会では、個人の意見表出が容易になり、批判的コメントが短時間で拡散されやすい。

法改正や相談窓口の充実など、対策が進められているが、筆者の教えに立ち返れば、根本的な解決には、一人一人が言葉の重みを理解し、自身の人間性を磨くことが不可欠なのでは。



国語の教科書に載ってた話って、今読むと、また違った思いがありますね。

それだけ経験をふんだ(=年をとった…真顔)ということで。

 

昔の教科書、置いておいたらよかったなぁ。

(断捨離苦手な私もさすがに置いていなかった)

 






 

断片的に読むことはできる。図書館で借りて読んでみたら、めちゃくちゃなつかしくて、感慨深い!


『水の東西』とか『車掌の本分』とか『繁栄の花』とか。



 

色々調べていたら、

なんと、生年月日から小学生・中学生のころに使っていた国語の教科書を調べられる「教科書クロニクル」なるサイトを発見!


 

何これ!楽しすぎるニコニコテンションあがる上矢印上矢印ハート


 

懐かしくて次々読んでいたらあっというまに時間がたってしまった!!





ちなみにうちの夫は国語の教科書に載ってた話をなにひとつ覚えていないらしい笑びっくり笑い泣き


 






 

 


 

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