死ぬまでに一度やりたかったこと(2)~パンダの抱っこ | メメント・モリ ~アラフィフ・わたしの終活日記~

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メメント・モリ(memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘るな」「死を忘ることなかれ」。50歳を目前に終活を始めたわたしの座右の銘です。

私は2018年10月から2022年9月末までパンダファンでした。

 

 

2018年10月、なんとなく計画した白浜旅行で、当時公開直後の赤パン、彩浜にほれ込んでしまい、そこからパンダ沼にズブズブとはまっていったのでございます。

 

その旅行は夫と行ったのですが、その後、一人で半年に一度のペースで東京から白浜のアドベンチャーワールドに通う程、パンダファンの道を邁進しておりましたの。

 

ちなみに私は22年の7月頃に大腿骨頭壊死を宣言されたのですが、その時に私が「ああ、じゃあもう趣味の動物園巡りは出来なくなってしまうんですね・・・」と呟いたところ、医師は「いやぁ、動物園に行く位全然大丈夫ですよ!!」と朗らかにおっさったのですが・・・

 

先生よぅ!(ここは昭和の「スクールウォーズ」の大木大介調で読んで欲しい!)

 

私の「動物園巡り」っつーのはさ、

 

朝7時半頃の羽田発南紀白浜便に乗って、開園まで約45分間、ゲート前で一番前を死守しつつ立って待ち、10時開演と同時に入場したら2か所あるパンダラブとブリーディングセンターを往復しまくること約7時間、その合間にもお気に入りのナマケモノさんとエミューさんに挨拶に行き、ナマケモノさんに至っては起きているタイミングを狙って何度もお伺いを立てに行く・・・

そして17時の閉演を待って南紀白浜空港に戻り、東京までとんぼ返りをする・・・

 

というのが私の動物園巡りなんですがね!!

 

大丈夫ですか?これ?

 

だいじょーぶですかーこれー?!

 

まあ私は良識ある(仮にも)元医療人なので、自己判断でこれはムリ、と判断して、診断後には動物園に行っていないですけど。

 

ああ、さておき。

 

昨年、9月末に最愛の我が愛犬を失った瞬間、どういう訳かパンダへの情熱もふっと消えてしまいまして・・・私のパンダファンの期間は幕を閉じたのであります。

 

で、私がパンダファンになったのが2018年の秋なのですが、実は悲しいかな、この時まで、本場中国ではパンダの抱っこが出来たそうなのですよ。

まあそれ相応にかなりのお銭が必要だったようですが。

 

どうやら人の風邪がパンダに感染したとかで、この時からパンダ抱っこはご法度になったそうです。

 

そして私がパンダへの愛を募らせてその中国に遠征したのが翌年2019年7月でした。


・・・当然パンダ抱っこは叶わず・・・

 

でもまあそれも縁だったのでしょう。当時は歯ぎしりするほど悔しかったのですが、今となってはなんだか淡々と受け止めることが出来ます。ああ、やっぱりパンダファンを引退したからですかね・・・

 

ただ、その度では「パンダさんの飼育体験」という素敵なツアーがあり、凄く楽しめました。

運よくそのツアーは最初から最後まで我が家二人だけのプライベートツアーのような感じで、ガイドの人と沢山おしゃべり出来たのも良い思い出です。

ああ、あのガイドさんはコロナ渦、どうされたのでしょうか・・・

 

こんな近くでおやつをあげることも出来ました。

それはそれは大きくて、やっぱり「熊」って感じでしたね。

そしてとても我儘でしたw 国宝、甘やかされ過ぎ。

 

 

まあ、抱っこの夢はかないませんでしたけど、これで十分です。

こういうのも今後は出来るのかどうか怪しいですよね。

何しろ「国宝」のパンダ様ですから・・・

 

実はこの7月は先の記事にあったニューヨーク旅行に行った月でした。

ひと月に二回も海外旅行なんてちょっと飛ばし過ぎかなー

中国、近いんだし、いつでも行けるからまた今度にしようかなー

なんて言っていたのですが、夫が「そんなこと言ってると結局行かないで終わっちゃうよ」と言ってきて・・・ちょっと無理して行ったのですが、本当に大正解でした。

 

行きたいと思った時が行く時なのだと、今しみじみ思います。