前回まででエフェクトをかけて音を整えました。
ここから最終段階、マスタリングに入ります。
まず、MIDIをオーディオ化をした時と同じように範囲を指定します。
*範囲指定の仕方はMIDIのオーディオ化の説明で使用したものなのでMIDIトラックになっています。あしからず。*
MIDIをオーディオ化した時は「ステムをエクスポート」しましたが、今回は違います。
トラックにM(ミュート)がついていないことを確認してから、
左上の「ソング」から「ミックスダウンをエクスポート」を選択してください。
そうすると、こんな画面が出てきます。
保存先や名前、サンプルレートなどが変更できます。特に何もなければデフォルトの設定でOKです。
これでWaveファイルとして2Mixの書き出しは完了です。
次はマスタリングに入ります。
「スタート」から新しいソングを作ってください。そこに出来たばかりWaveファイルをドラッグ&ドロップします。
これが2Mixで書き出したWaveファイルです。
ステレオなので2本線が引かれているのですが、このままだと波形が小さいですね。
音量が小さいと例え良い作品であってもそれだけでしょぼく感じられます。すごく損をしてしまうんですね。
なので、ノーマライズという機能を使って、音が割れない(ピークを越えない)ギリギリまで音量を上げる方法を今から教えます。
まず、オーディオの波形(イベント)を選択してください。
そうしたら上の項目の「オーディオ」から「オーディオをノーマライズ」を選択してください。
このように波形が大きくなり、ボリュームが上がったことが一目瞭然ですね。
これでオーディオの音量が限界まで目一杯上がりました。
オーディオを再生して、マスタートラックにピークの赤がつかないようなら、後は2Mixの書き出しと同じように範囲を指定して「ミックスダウンをエクスポート」してWaveファイルを書き出してください。
これで1曲完成です! おめでとうございます!!
DominoとStudio One 3 Primeという無料のソフトを使って、
曲作りに必要な工程を解説しましたが、如何でしたか?
惜しむらくはリミッター、マキシマイザー等のエフェクトが入っていなかったことですが、
無料のソフトだけでここまで出来ます。
次回は、DTMに使える定番の機材を紹介します。
*何か分からないことがあったら、質問を受け付けます。お気軽にコメントください。*