前回の記事でDLしたDominoの細かい操作方法についてお話します。
早速ですが、下の画像をご覧ください。
Dominoのエディタ画面です。説明するのに分かりやすくする為、線を引いて加工しました。
まず、青い線で囲われた部分が、ピアノロールと呼ばれる一番大事な音の作業場です。
ここにノート(音符)を置いていくことで音楽を構築します。
前回の記事でもノートを置きましたが、
ノートの上にカーソルを合わせると、カーソルが上下左右に矢印が向いたものになるので、
そのままドラッグ&ドロップすることでノートを任意の場所に移動させることができます。
同じように、ノートの左右どちらかの端にカーソルを持っていくと←→のようなマークになるのでそのままドラッグ&ドロップするとノートの長さを調整することもできます。
緑の線内部、左上の鉛筆マークの2つ右隣に消しゴムのマークがありますが、
それを選択し、画面上でドラッグ&ドロップしてノートを四角く囲うとその部分を消すこともできます。
(鉛筆マークのまま単体のノートをダブルクイックすることでも消せます)
消しゴムマークの右隣に16部音符がありますが、これはクオンタイズです。
16部音符ごとにピッタリの位置で移動させることができます。
その右隣のTickクオンタイズというのをクリックすると、
クオンタイズが外れ、より細かく位置をずらすことができます。
(Tickというのは音の長さの単位です)
その右隣のGate 480 というのは音の長さです。デフォルトでは四分音符の長さ(480)に設定されています。八分音符で入力したい場合、ここの値を半分の240に、16分音符の場合は120に設定してください。
Velはベロシティ(強弱)です。中央が64なのでデフォルトの100は強めの設定になっています。
さらに隣は見て分かる通り、ピアノロールの左右の拡大・縮小、上下の拡大・縮小になります。
その右にあるタマネギ型のアイコンはオニオンスキンと言います。
後述する複数の楽器が合奏する場合、このオニオンスキンの機能をONにするとそれぞれの旋律を色ごとに分けて表示されるようになります。
さて、次はオレンジの線についてです。
青のピアノロールをキャンパスとすると、オレンジの線の中は、パレットに当たります。
この部分で様々な設定ができます。
例えばPC:Piano 1 と表示されている部分をダブルクリックすると、
ピアノ以外の他の楽器を選択することができます。
複数の楽器を鳴らしたい場合は、ピンクの線で囲った部分でトラックを変更できます。
A1(Piano)となっていますが、A2、A3など他のトラックを指定し、他の鳴らしたい楽器に設定します。
例えば、A1ギター、A2でベース、A3ピアノなどでポップスやロックの編成になりますね。
*MIDIだとオーディオ扱えないので、インスト曲しか作れません。*
1つ注意点があるのですが、A10だけはドラムエディタになっています。
下のような画面ですね。
ドラムだけでなく様々なパーカッションがひとまとめになっており、この画面で編集する必要があります。(ドラムはだいたい下の方にまとまっています)
*参考画像はベタ打ち(無調整)なのでVelocity(強弱)も設定していません。*
テンポの変更はピンクの線の部分を、Conductorに変えて、
オレンジ線内のTempoを任意のBPM(テンポ)に指定することで変更できます。
ファイルから上書き保存、名前をつけて保存ができるので、
細めにデータを保存しましょう。
Dominoは動作が安定しているので、心配いらないとは思いますが、
細めにデータ保存する習慣は大切です。
【次回、便利なショートカットキー編】
*何か分からないことがあったら、質問を受け付けます。お気軽にコメントください。*