もう痛いことはやらない
そう誓った彼だったが

周りはわかってくれるはずは
なかった

「化け物が出たぞ!」
「やっちまえ!」
「なんて不気味なの?!」
「殺してしまえ!」

彼は森の奥へ
さみしんぼの彼は
誰も居ない所へ
洞窟の奥に身を隠す事しか出来なかった
「ヴァウァアウァァア………」
毎晩毎晩
彼は泣いた
いつしかその森は
彼の紫色の涙で染まっていた
人々はこの森を恐れた
紫の怪物が住む森
パープルフォレストと呼んだ


彼の姿は
目は蛇の目
その目は涙が枯れる事なく流れ
口は赤い糸で縫われ
身体は紫の煙におおわれ
胸には
No.13の烙印
その姿を見たものは
呪われ
13日後に死ぬと
噂されていた

たださみしんぼうなだけなのに