NHKの大河ドラマが終わりました。
清志郎君の出世作となった「天地人」。
彼に何度も泣かされました。
僕の遠い記憶の中で大河との出会いは「天と地と」から。
石坂浩二主演だったように記憶していますが、同じ上杉家のお話ですね。
上杉謙信は天地人では阿部宏が演じていたんですが、
大好きなんですよ。阿部宏。
で、天地人が終わってから3年間の長きにわたって展開する21世紀大河が
「坂の上の雲」。
3年に渡って放送するとか。
そりゃそうでしょう。
みんなの知らない人なのに、テーマがとてつもなく大きい。
クライマックスは日露戦争ですからね。
実は兵器の開発では先を行っていたヨーロッパなのに、
運用法は明治維新の内戦を勝ち抜いた薩長政府のほうが先を行っていた。
その結果、
日清日露の両戦役で中国ロシアの二つの大国を明治維新前なら考えられない、
戦いでねじ伏せるまでになってしまうんです。
これはすごいことです。
欽ちゃん球団がジャイアンツに勝つくらいのことなんです。
そんな明治の一大事件。
これは本だけではなく映像で見たい。
しかし、今までは戦争の場面を主題にした映画しかなかったが、
人間をプロセスにしたものはなかった。
そこに秋山好古という、教科書には出てこない、
しかし偉大な日本人の一生というアプローチから描いていく・・・
今の日本人が忘れた、本当に清貧で、しかも強い日本人の姿がそこにあるんです。
主役をまた阿部宏が演じます。
明治維新の立役者達が軍の幹部や大物政治家となっていく明治時代の近代日本。
やがてすれすれのところで近代化をすすめている日本は中国や韓国を侵食して南下を続けるロシアと立ち向かわざるを得ないことになる。
そんな激動の日本の松山にあって、
やがて日本騎兵の父と呼ばれる秋山好古(よしふる)、
日本海海戦で日本大勝利の設計図を描いた名参謀秋山真之(さねゆき)の兄弟と
正岡子規の青春の物語はどんどんと大きな時の流れに翻弄されていくのです。
日清日露戦争は結果的に日本を世界の七大国のひとつへと押し上げるキーポイントとなりますが、
その戦役を勝ち抜くにはこの英雄たちの並々ならぬ努力と時代感覚、
そして客観的に自分の国を見ることのできる冷徹な目が必要でした。
色んなNHKがらみの本も出て盛り上げてますが、
しばらくはこの準備室で応援したいと思います。
いやあ、役者も良いし、原作も良いし楽しみな年末ですわ。