皆様、こんにちは。






昨日、勤務先のHさんが、

休みなのにわざわざ、

自宅で採った柿を持って、 

職場に来てくれました。




遅い時間だったこともあり、


そのとき職場には、 

私とOさんの二人しかいませんでした。




Oさんは、うちの職場で一番若く、

一人暮らしの独身の女性で、

確か25歳くらいだったと思います。




そのOさん、


せっかくHさんが持ってきてくれた柿を、


要らないと断ったのです。

柿が好きじゃないのかな?と思って聞いたら、

そうではなく、



「皮が剥けないから」



でした。




「じゃあ、りんごは?」

と、思わず聞いたら、

「りんごは皮ごと食べるから」


とのこと。




りんごの皮も剥けないようです。





「美味しそうだよ。せっかくだし、貰ったら?」

と言っても、

「いいです、いいです」

と言って、手を横に振る。





「四つに切ってからなら、剥けるんじゃない?」

と言っても、

「いいです、いいです」

と、手を横に振る。  






そのうち、

最初は笑っていたHさんも真剣な顔で、

「試しに一個持って帰って、練習だと思ってやってみたら!?」


と言いましたが、

やはり手を横に振って、拒否。





柿の皮を剥けないということにも驚きましたし、

りんごは常に丸かじりする、

ということにも驚きましたが、

一番驚いたのは、

わざわざ持ってきてくれたのに、

ここまで頑なに断る態度でした。






私なら、

もし皮が剥けなかったとしても、

そんなことは言わずに受け取るか、

皮が剥けないことを話したとしても、

せめて、言われたように、

一個くらい貰って帰って、

剥いてみると思うのですが、、、。





ときには、はっきり断る勇気も必要だとは思いますが


今回のようなケースはどうなのでしょう。


考えさせられる出来事でした。







結局、柿は6個全部、私が貰って帰りました。

帰宅後ひとつを仏壇にお供えし、

夕食後にひとつ頂きましたが、

ほんのりとした優しい甘さで、

とても美味しかったです。






こんな美味しい秋の味覚を味わえないOさんは、


損をしていると思いました。





貰った柿です↓