ノボの生き活きトーク 680号: もうすぐ立春 | 生き活きノボのブログ

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大寒だというのに、晴れて穏やかな日が続いている那珂市です。でも、今夜から寒くなるそうで、立春に向けてまた寒波がやってくるのか。

そうです、今日から2月、明後日は節分、その翌日が立春ということになります。この「リッシュン」という響きはいつも新鮮であり、何かを期待させます。反対に、立秋という言葉は、いつもどうしてもうすぐ秋なのか、まだまだ暑い夏が続くのに、といううんざりした気分がつきまといますよね。立秋と異なり、この立春に対する感慨はノボだけでなく、皆さんもお持ちだと思います。

それにしても、節分で鬼を外に追い払い、追い払った翌日に春が立つというのは、よくできたものです。不勉強なノボはその由来を知りませんが、感覚的によく理解できます。誰もが、冬の寒さの峠を越したと思い、もうすぐ春がやって来ると思うからでしょう。実際には、まだまだ寒さが続き、太平洋側では南岸低気圧と寒波の襲来で雪さえ降るのですから、春はそんなに近くないのですが。勿論、冬枯れの野辺は静かで、一面褐色におおわれています。でも、立春近くになると、春の兆候がかすかに現われてきます。自宅の庭に出て、日当たりの良い場所をよくよく見ると、クロッカスの針のような芽が地表から顔を出し始めています。ノボは目を細めて見入りますが、そのかすかな兆候は嬉しいですね。丁度この時期、冬空を飾ったイルミネーションを庭木から撤去することにしていますが、今年は昨日実行しました。

ここ数日寒くなるとは言え、2月そして立春の声を聞くとウキウキした気分になります。だがしかし、今年は元旦早々能登半島で地震が発生し、暗くて厳しくて重い気持になり、能登で被災された人々に何とか苦境を乗り越えて欲しいと願って、1月を過ごしたように思います。勿論、1月に限定される事柄ではなく、さらに2月も苦難は続きますが、少しでも明るさが射すといいですね。誰もがそう思って、能登を見守っていると思います。苦難に対応している人々も多数おられて心強い限りですが、さらには、冬の厳しい環境が少しでも和らぎ、避難している人達のせめてもの助けになることを祈る心境です。立春のこの思いが届くといいのですが。

人々は様々な心境で立春を迎えると思いますが、極楽トンボのめでたいノボは自分のいいように立春を迎えようとしており、少々後ろめたい気もします。でも、今のノボにできることは、他人に迷惑をかけることなく、自分を優先させて生きることであり、それは立春を喜ぶこともその一つなると思います。そして、来年巡ってくる立春を迎える時、それを喜ぶ心境の人々が増えて、ともに喜べることを期待したいですね。地震は自然現象ですが、自然現象の立春がせめて慰めをもたらすといいですね。

もうすぐ立春が来ることを思い、今夕も、不謹慎ながら、ビールと焼酎を飲みながら、春の来るのを待ち侘びるとします。 (令和6年2月1日)