ノボの生き活きトーク 377号: 「太陽光」建設トラブル | 生き活きノボのブログ

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 昨日の水戸の最高気温は37℃、そして今日は33℃の予報ですが、今日の那珂市では間違いなく35℃を越えるでしょうね。朝からすでに暑いですね。

 どんな暑い日でも、時間が許せば、ノボは午後2時頃から散歩に出かけるのが日課です。暑さに比例してセミの喧騒が大きくなり、トンボが元気よく飛んでいるのを見て、元気をもらいます。でも散歩コースの日陰に入った時の爽快感は格別です。短い時間ですが、木陰のありがたさを実感します。ノボの住む那珂市の中台や後台地区は、水戸市に隣接するエリアにありますが、那珂市の中心部から外れた田舎にあります。ですから自宅の周辺の散歩コースは自然に溢れ、森や林の木陰もあるのです。

 ところで、今朝の読売新聞に“「太陽光」建設トラブル”という見出しの記事がありました。何でも環境省は太陽光発電所を国の環境アセスメント(影響評価)の対象に加える方針を固めたということで、太陽光発電所の大規模な計画が急増し、森林伐採や景観破壊を巡って住民とのトラブルが相次いでいることが背景にあるといいます。太陽光発電所の設置にどういう規制があるのかノボはよく知りませんが、最近各地方自治体で条例ができつつあるようです。今年の夏の豪雨による大被害は記憶に新しいのですが、無秩序な森林伐採が災害を助長するとすれば、大問題です。

 でも、新聞記事は大規模な計画だけを述べており、中小規模については触れていません。30年以上住んでいるノボの家のエリアではここ1、2年で周辺の森や林が開発の対象になり、木々は伐採され、太陽光パネルが並ぶ光景に急激に変化しています。これらの発電設備は大規模には当たらず、多分土地さえ入手したら、環境影響の調査や住民への説明もなされず、推進されているのでしょう。でもノボの心は痛むのです。馴れ親しんだ森や林、そこではウグイスやコジュケイが鳴き、セミ達が大合唱する、そして暑い夏には木陰も提供する。空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を出す緑、小さくてもその森や林が無残に破壊され、太陽光パネルの並ぶ光景になる。これも開発の正当な行為でしょうが、身の周り光景が知らないうちに壊変されるのを不気味に感じます。

 ノボは散歩の折、森や林の木々が伐採され、太陽光パネルが設置される工事をつぶさに見ていますが、この工事は県外車ナンバーに乗った人達で進められています。全く地元の人間が介在しないところで、しかも近所の誰もが知らないところで、地元に何の説明もないままに進んでいるのか。勿論、そこを生活の場にする鳥や昆虫、その他生物の事情は全く考慮されない筈です。

 ノボは、ノボの散歩道の環境が損なわれることを危惧するという狭い視点で考えていますが、景観、防災、住環境悪化などを視野に入れると、中小規模の開発でもその影響が心配になります。自宅のそばに太陽光発電所が設置されたことで、自宅の住環境が改善されるとはとても思えないですね。貧しい光景の拡散。(平成30年8月27日)